現役を引退したじじいだよ、あだ名はロン、まだまだ元気なので気張って書いているよ

この春は霜害がひどい(2019/05/05)

2023/02/10
 
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遅霜の害が大きい

 

今年の春は気温の変動が大きく、霜が降りる日が増えています。従って霜害も例年より多くなっています。ここでは当菜園で霜害の状況とその対応について考えてみました。

 

「○○野菜の育て方」というサイトは数多くありますので育て方はそちらに譲り、本サイトでは主として○○野菜を栽培中に起こる問題について気付いた点に触れていきたいと思います。

 

今年の定植状況

 

 

ナスとトマト

 

4月20日には夏野菜の代表格のトマトとナスの苗を購入して定植しました。昨年も全く同じ日4月20日にトマトとナスを定植しています。当地では連休前のこの日辺りが苗の販売のピークになります。

 

発芽したキュウリと定植したトマト

 

2021年4月20日にナスとトマトを定植しました。この年は少し株間を広く取りました。宜しかったら覗いてみて下さい。⇒ナスとトマトの定植 ( 2021/04/22 追記 )。

 

キュウリ

 

キュウリは昨年は3月17日に播種していますが、今年は3月27日に播種してやっと発芽し双葉が生えそろったところです。トマトとナスは連作障害が大きいので例年接木苗を使っています。

 

ゴーヤ

 

定植した接木ゴーヤの苗

 

その他にゴーヤの接木苗とピーマンの普通苗を定植しました。オクラは種を播いています。これで一通り夏野菜が揃ったわけです。ゴーヤは蔓を後ろの金網に這わせるためにはこの場所しかないので、毎年この、同じところに植えています。従って連作障害を避けるために接木苗を使うことになります。

 

ジャガイモ

 

それに春野菜でジャガイモが発芽してから芽欠きを済ませて茎丈が20㎝位とかなり大きくなっています。

 

霜の被害

 

今年の春の天候は「不順」とまでは言えないものの気温の変動が大きく困っています。ジャガイモは発芽してから5回霜の被害に遭いました。霜に遣られると新芽が紫色なって枯れてしまいます。

 

霜対策

 

霜対策としては初めからマルチ畝にするとかシートを掛けたりPP製ネットのトンネルを張ったりしますが、筆者の場合は面倒なので翌日霜が降りそうな場合はその都度スコップで新芽の上に土を掛けました。

 

この土を押しのけて出てきた新芽がまた霜に遣られてしまうことになり、これを5回繰り返したことになります。ジャガイモの2畝は初めは平面だったのですが、土を掛けたために山状の2畝になってしまいました。

 

芽欠き直前のジャガイモ

 

芽欠きしたジャガイモ

 

芽欠き

 

ジャガイモの芽欠きは芽が10㎝程度に伸びてきたところで、何本か伸びている芽のうち丈夫そうな2~3本を残して残りは引き抜きます。栄養分を残った茎に集中して大きなジャガイモにするためです。球根と間違いそうですが、ジャガイモは茎にデンプン質が溜まり大きくなったものですね。

 

新芽が枯れても

 

ジャガイモは球根の種イモがあるので、芽が少しばかり霜で枯れてもまた別の新芽が出てくるのでその間生育は遅れ採れるイモのサイズも小さくなりますが収穫は出来ます。結局ジャガイモは5回霜に遣られました。

 

トンネルを掛けた人もやはり霜に遣られたと言っていました。どうやらジャガイモについては少し遅めに種イモの定植をするしかないようです。

 

ナスは

 

定植時のナス

 

一番心配しているのはナスです。特に畝の端の2本(写真白マル)が霜焼けが酷くこのままでは枯れてしまうのではないかと見ていたところです。この2本は博多長ナスです。長ナスの中では長い方で、草勢も良く、高温期や乾燥に強い性質をもちます。皮や果肉が柔らかく調理に向いているので毎年栽培しています。

 

霜焼けしたナスの苗

 

この写真の後2回遣られました。5月4日の時点ではやや持ち直している感じがしました。写真の白マル部分の葉が回復すれば何とかなると思います。とにかく基本的には野菜の持つ生命力で自力回復して貰うしか方法はありません。

 

トマトは

 

トマトも葉の先が霜に遣られて白く変色していました。ナスほどは酷くはありません。その後若干回復してきています。

 

万能ではない

 

ナスやトマトの場合防寒対策として苗の周りを「行灯」で囲ったり、透明ビニール製の「帽子」を被せたりします。隣の区画の菜園仲間はナスに行灯をしていましたが霜にひどく遣られていました。必ずしも万能ではありません。

 

場所によって差がでる

 

ナスもトマトもそうですが、同じ畑でほんの数mしか離れていない場所で被害に遭うところと遭わないところが出てきています。この地方の気象台の予報で最低気温が7~8℃の時には一応霜を警戒したほうがよいです。

 

キュウリも

 

種から発芽したキュウリも葉先が白く変色しましたが、苗自体がまだ小さいので何とか持ち直してきています。ゴーヤも同じくは先が白色化しましたが、こちらはダメージは大きくはなかったようです。

 

余談ですが、冷涼な気候を好むキャベツや白菜は霜が降りるくらいの気温は平気なのですね。昨年はナス、トマトなどの夏野菜には防寒対策は何もしなかったのですが、霜の被害もなくジャガイモ、ナス、トマト、キュウリ、ゴーヤなどは収穫非常に良かったです。

 

当たり前のことですが、春の気候は年によって大きく変わります。もともと春は特に気温の寒暖差が大きい季節でももともとあるので、必要な防寒対策は初めからとっておくと安心です。

 

霜害に遭っていないナスとトマトの苗には花が咲いています。まず5月末から6月初めにかけて行うジャガイモの収穫でその影響の度合いが判ります。果たしてどのような結果が出るでしょうか。

 

霜害対策

 

当菜園で行われている霜害対策を踏まえてまとめると次ようになります。

  • ジャガイモは天気予報などを参考に種芋の定植時期を調節しましょう。
  • ナスやトマトには行灯かビニル帽子かまたはPP製トンネルを掛けましょう。
  • ナスやトマトも天気予報を参考に定植時期を調節しましょう。やや遅めでも気温が上昇に向かいますので十分に生育します。

 

まとめ

 

遅霜の害には万能対策はないようです。気象状況をにらみながら出来るだけ遅めに定植するのがよいようです。春は夏に向って気温が上昇していきますから、少しばかり遅く定植しても成長は直ぐに追い付いてくるので収穫にはあまり支障はないように思います。

( 追記;6~7月と雨の日が多くて菜園の野菜にも影響が出ています。 こちら 2019年7月15日 )

 

最後までご覧いただき有難うございます。



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