現役を引退したじじいだよ、あだ名はロン、まだまだ元気なので気張って書いているよ

ライン川下り(2019/05/10)

2023/02/10
 
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ライン川下り

 

仕事でドイツに出かける機会がありました。仕事を終えたあとライン川下りをすることになりました。乗船の前に少しばかりフランクフルトについて触れます。

 

国際金融都市フランクフルト

 

フランクフルトは世界的な国際金融都市の一つですし、工業や産業の中心でもあります。経済的面では世界都市の一つに数えられており、欧州中央銀行、ドイツ連邦銀行、フランクフルト証券取引所、ドイツ銀行、コメルツ銀行などの本社がある。ここに挙げきれないほどの金融機関も多数存在する。

 

また工業や商業が盛んでヨーロッパの交通の要所にもなっています。日本の金融機関を始めメーカーや商社、流通、観光など多くの企業が事業所を構えて多くの日本人が在住しています。

 

ライン川は

 

ライン川はアルプスの山脈の氷雪が溶けてスイスのトーマ湖が起点でボーデン湖を通り、フランス・ドイツの国境を北に流れドイツに入り、オランダから北海にそそぐ総延長1233㎞の大きな川です。このうち半分を少し超える698㎞がドイツ国内を流れています

 

フランクフルトからリューデスハイムへ

 

フランクフルトの中心街

リューデスハイム

 

今回の旅はフランクフルトからリューデスバイムへ列車で移動して、ここでクルーズ船に乗りザンクトゴアールまでの所要時間約1時間40分の船旅です。ここはライン下りの中でも最も人気のあるコースの一つでもあります。

 

フランクフルトから日帰りで行けますし、デュッセルドルフからも日帰りが可能ですから欲張り計画を組まれた方や忙しい方が休日を利用して楽しむのにも最適かも知れません。

 

「ライン川クルーズーGoogle マイマップ」をご参照ください。

 

ライン渓谷中流上部

 

 

ライン川の大蛇行

 

中流に位置するコブレンツからビンゲンまでの65㎞は「ライン渓谷中流上部」という名称で2002年に世界遺産に登録されています。

渓谷をゆったりと流れる川やその両岸に広がるブドウ畑、さらに長い歴史を刻んだ古城など訪れる人を飽きさせません。

高低差が少ないところを流れる川だからこそこのような「大蛇行」が出来るのでしょうか。素晴らしい景色です。

 

リューデスハイムは

 

フランクフルト中央駅から普通列車で1時間10分くらいでリューデスハイムに到着します。リューデスハイムはマインツの西方のライン川沿いに、面しておりワイン醸造の人口9000人余りの小さな町です。ライン川下りの観光船発着場があるので名前は知られています。船の待ち時間がある時はワインを一杯というのもいいですね。

 

ライヘンシュタイン城

 

ライヘンシュタイン城はかって王族の避暑地でした。その後盗賊を巣窟となったり、また最近ではユースホステルとして使われていています。この城は波乱万丈の歴史を経験してきました。

 

シェーンブルク城

 

シェーンブルク城はドイツで最も美しい城の一つと言われています。今はホテルとなっていてとても人気があります。12世紀に建造され以降何度も抗争を繰り返して今日に至っています。

 

グーテンフェルス城

 



 

グーテンフェルス城は13世紀初頭にライン渓谷の軍事拠点として東岸に建造された。攻撃を受けたが陥落はしなかったといいます。ホテルとして使用されていましたが、所有者が変わり現在は閉鎖されています。


 

シュッタールエック城

 

シュッタールエック城は12世紀にケルン大司教の拠点として築かれ、王家の婚礼も行われた華やかな城です。今ではドイツで最も美しいと言われるユースホステルとなっています。

 

参照:シュッタールエック城

 

ローレライ

 

File:Loreley von Spitznack.jpg

ローレライはザンクトゴアールの近くにある高さ水面から130mの岩山です。この辺りは川幅が狭く蛇行しているために流れが速く航行の難所と言われて事故も多く起こりました。

ローレライ伝説は船頭が岩山の美しい少女に魅了されて川の渦の中に飲み込まれたという伝承から始まったと言われています。現在は拡幅工事が行われて大型船が航行出来るようになっています。

 

ネコ城

 

ネコ城はザンクト・ゴアールスハウゼンのライン川の少し上流沿いにある城。ネコという名前の由来については幾つかの説があり、城の一部の形がネコに似ているというのもその一つだそうです。

数世紀にも及ぶ歴史の中で破壊と修復を繰り返して今日に至っています。

 

ネズミ城

 

ネズミ城は14世紀後半にトリーア大司教ベームント2世により当時の技術の粋をつくして建てられた城です。

通行税の徴収が主目的でした。この城もその後ナポレオンや第2次大戦まで幾度となく破壊されてました。その後修復されて現在の姿になっています。

 

マルクスブルグ城

 

マルクスブルグ城は街の防衛と税の徴収目的で13世紀初頭に建造されました。ライン地方の城の中では戦乱による破壊を免れた唯一の城として中世の面影を残している言われています。

内部は見学可能です。ライン川中流上部に含まれて世界遺産に指定されています。美しいですね。

 

ザンクトゴアール

 

ザンクトゴアールは今回の旅の終着地点です。季節は5月でしたので新緑が美しく船旅を楽しむことが出来ました。城の数が多くてとても覚えられません。あっという間にクルージングは終わりました。

 

デユッセルドルフへ

 

デユッセルドルフ

今回はザンクトゴアールで船を降りて列車でデユッセルドルフへ向かいました。ここで仕事を済ませてパリ経由で帰国しました。土日の休日を有効に利用したライン川の船旅を楽しむことが出来ました。忙しい方にも最適のコースかも知れません。

 

乗り降り自由のフリーの切符を購入して、見学する城を二つ位に絞りゆっくりとワインと食事を楽しみながら見て回るコースを検討してみたいという気がしました。この場合はコース内どこかで1泊する必要が有るかも知れません。

この記事はElementorで記載された「ライン下り」をWord Pressで編集し一部修正したものです。Elementorで記載した分は近日中に削除します。(2021/08/23記)

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(1)ザンクトゴアールへ行こう  2021-09-07  投稿

 

まとめ

 

  • 5月の新緑の季節にライン川下りをすることが出来ました。景色の美しさに見とれているうちにあっという間に終点に着きました。

 

  • 事前にこの地域の地理や歴史などを頭に入れておくともっと良かったと思っています。とても1回では見過ごしてしまうほどの内容が詰まっていると思います。

 

  • きっとはまってしまう人が出てくると思います。もう一度ゆっくりとワインや料理などを楽しめる旅をしてみたいと思いました。

 

最後までご覧いただき有難うございます。



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