現役を引退したじじいだよ、あだ名はロン、まだまだ元気なので気張って書いているよ

ジャガイモは30%の減収(2019/06/17)

2023/02/10
 
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今年の春野菜のまとめ

 

筆者が栽培した例年春に収穫する野菜のうち主な野菜について栽培過程で経験したことや出来栄えなどを考慮してまとめてみました。順に見ていきましょう。

 

 玉ネギ

 

玉ネギは毎年栽培しています。それも種は中晩生種の「こがねにしき」と同じく中晩生種の「黄玉葱」を各1袋を使用、いずれも作り易く肥大良く甘くて強健収種との説明があります。最近は種の品種改良が進み病気に強く作りやす種になっています。

 

玉ネギの種袋

 

2018年9月5日に播種して2019年5月26日に全収穫しました。収穫量は26.5㎏でした。因みに昨年の収穫分は2017年9月7日に播種して2018年6月3日に全収穫しました。収穫量は26.6㎏でした。写真の籠の5~6個分はありました。

 

収穫した玉ネギ

 

今年は大きな球で分欠したものが比較的多かったです。この現象はほかの仲間も同様でした。これだけあれば少なくとも年内は玉ネギを購入する必要はなさそうです。

2020年10月の玉ネギの定植については下のポストをご参照ください。(2020/10/12/追記).

 

 

 ニンニク

 

ニンニクも毎年栽培しています。品種は青森産ホワイト6片種で150grの種球を2018年9月6日に玉ネギの5穴マルチ畝の端の空いたところに定植しました。

 

青森県産ホワイト6片種

 

定植後は玉ネギとほぼ同じ経過を辿っています。ただ例年と違って出来栄えがこれまでにない位の良い出来栄えでした。

 

収穫したホワイト6片ニンニク

 

収穫量は3.0㎏ありました(乾燥のための茎が長めについていますが)。今年は仲間のニンニクも良く出来ていました。

 

白菜

 

昨年秋の害虫に喰われた経験を生かして、この春は「レタス~白菜」の組み合わせによるいわゆる「コンパニオン・プランツ」栽培を行い良い結果をえました。この内容については既に報告済ですので詳細はそちらを参照して下さい。

 

収穫した白菜

 

3月9日に白菜、レタスを定植して、生育の早いレタスは4月13日から順次採取しました。最初の白菜は4月28日に収穫、2.7㎏ありました。もちろん虫食いはありませんでした。

 

 キャベツ

 

こちらも白菜と同様にキク科のレタス~アブラナ科のキャベツの組み合わせで栽培しました。結果は虫食いは全くなく良いキャベツを収穫出来ました。

 

試験栽培をした最後のキャベツ

 

キャベツとレタスの苗は3月12~13日に定植し5月25日に初収穫、上の写真の6月3日に収穫した分は1.6㎏ありました。マルチを敷いていないので生育がゆっくりしていました。もちろん虫害なしでした。

 

 コンパニオン・プランツ

 

コンパニオン・プランツとしての「レタス~キャベツ、白菜」の組み合わせ栽培は家庭菜園では上手くいくことが判りました。詳細についてはこちらをご覧ください。

 

 ジャガイモ

 

今年は種芋の男爵芋を1.5㎏を2月18日に定植しました。例年種芋は1kgなのですが要望があり増量して1.5㎏としました。

 

定植したジャガイモ

 

ジャガイモの作り方は極めて標準的です。種芋を2~3個に割り断面に木灰を塗布します。木灰の代わりに天日乾燥でも良いです。

 

 栽培方法

 

20㎝程度の深さに堀った畝を用意して40㎝程度の間隔で切断面を下にして並べます。種芋の間に適量の堆肥と肥料を施して上から土を被せます。

 

 連作障害

 

ジャガイモは連作障害が強い作物なので少なくとも3年は同じ場所では栽培しない方がいいです。家庭菜園のように面積が狭いところでは栽培野菜のローテーションには気をつける必要があります。

 

 遅霜の被害

 

遅霜の被害を避けるために畝にマルチを掛ける人もいます。定植後29日目の3月19日に5か所ほど発芽しました。その後の発芽は順調でしたが、3月25日から5月2日までの間に5回程霜の被害に遭いました。緑色の新芽が霜焼けして紫色に変色して縮れてしまいやがて枯れてしまいました。

 

 新芽の上に土を掛けた

 

霜焼けした新芽の上からその都度土を掛けて霜対策としました。種芋は生きていますから別の新芽が出てきてこれが大きくなりました。この間霜被害を受けたジャガイモの生育は遅れることになります。

 

遅霜の被害を受けたとジャガイモ比較

 

上の写真の左籠は比較的被害が小さかった畝のジャガイモです。L~2Lサイズの割合が多いようです。1/2畝で4.8㎏ありました。

 

 昨年と今年の比較

 

今年のジャガイモ(6/16収穫分)

 

2018年に収穫したジャガイモ

 

外観でも大きさの違いが判ります。昨年のジャガイモは2~3Lクラスの割合が多かったのに対して今年の分はほとんどMからせいぜいLクラスが多いです。

 

 春野菜は遅く植えた方が良い

 

春野菜は日にちが経つにつれて気温が上昇していくので、播種時期にしろ苗の定植時期にしろ少々遅くても直ぐに追いつきます。従って少しばかり遅めの方が良いですね。一方秋は逆で遅くなるほど生育も遅れます。

 

 今年の収穫量は

 

6月16日やっと天気が回復したので残りのジャガイモは全部収穫しました。今年の収穫量は合計で29.6㎏でした。種芋は1.5㎏でしたので種芋1kg当たり19.7㎏の収穫量となります。一方昨年は種芋1kgに対して収穫量は28.2㎏でした。種芋1kg当たり28.2㎏の収穫量となります。

 

 遅霜の影響は

 

19.7㎏/28.2㎏=0.698⇒約0.70、栽培した当事者の実感として他の栽培条件は昨年と変わらないので、30%の減収は遅霜の被害によるものと考えて良いのではないかと思います。遅霜の被害は想像以上に大きいのですね。初めての経験で驚いています。

 

来年のジャガイモの定植時期は少し遅くしてみようと思います。

 

その他に大根とニンジンも栽培しました。どちらも2月14日に播種して2月27日に発芽を確認、その後順調に大きくなりました。大根もニンジンも栽培し易い野菜の部類にはいります。

 

ここでこれまでの内容を纏めてみますと次のようになります。

野菜種又は苗生育状況収穫量昨年との比較など
玉ネギ
こがねにしき1袋
黄玉葱1袋
1畝、5穴マルチ良好26.5㎏昨年;同じ種2袋
で収穫量は26.6㎏
ニンニク種球
青森産ホワイト
6片種
150gr=14個球
5穴マルチ、14穴良好3.0㎏これまでにない
良い出来
白菜苗4本、1/2畝、3穴マルチ
白菜をレタスで
囲む配置
害虫なく良好2.5~3.0㎏/個
良好
昨年,1個/苗6本
今春はレタスとの
混裁で試験栽培
昨年秋は虫害酷い
キャベツ苗4本1/2畝、3列
キャベツを
レタスで
囲む配置
害虫なく良好1.5~1.6㎏/個

昨年は
2個=0.5㎏/苗6本
今年は試験栽培

昨年秋は虫害酷い

ジャガイモ種芋1.5㎏,男爵

昨年は種芋1㎏
男爵
2.5畝

2畝
遅霜被害,5回

遅霜被害,なし
29.6㎏

昨年は28.2㎏
19.7㎏/㎏種芋
約30%の減収
28.2㎏/㎏種芋

 

まとめ

 

(1)玉ねぎとニンニクは良い出来でした。
(2)白菜とキャベツのレタスとの組み合わせ栽培は良いものができました。家庭菜園規
模では十分応用できると思います。
(3)今年のジャガイモは遅霜の被害を受けて昨年比約30%の減収となりました。遅霜の被害を防ぐ抜本的な方法はないようです。発芽時に霜被害を受けないように少し遅めに定植する方がよいと思います。

 

参考として以下のページもご参照頂ければ有難いです。
(1)相性の良い野菜は         こちら
(2)好きもの同士           こちら
(3)レタスは防虫効果があるかな(1) こちら

最後までご覧いただきまして有難うございます。

 



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