現役を引退したじじいだよ、あだ名はロン、まだまだ元気なので気張って書いているよ

カオスと発展の街、ジャカルタ(2019/10/20)

2023/01/31
 
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インドネシアは

 

インドネシアの首都はジャカルタです。インドネシアは多くの島々で構成されて人口は2.6億人余を数え米国の3.2億人の3位に次いで世界で第4位の大国なのですね(2018年データ)。また9割近くの人がイスラム教の信者で世界最大のイスラム国となっています。

 

しかも注目すべき点は先進国の人口増加率があまり大きくないのに比べて、この国の人口は順調に増加(増加率=1.03%、2010年)している点です。2050年までには3億人になると推測されています。人口がジャワ島に集中しているのが問題との指摘があります。

 

首都機能の移転

 

ボルネオ島インドネシア側 (Yahooより)

 

ごく最近にはジョコ・ウィドド大統領が首都機能の半分をカリマンタン島(ボルネオ島)東部のクタイ・カルタネガラ県と北プナジャム・パスール県にまたがる、あまり開発の進んでいない地域に移転する計画を発表した。

 

資源豊富

 

前に「ボルネオ島の今は」で書きましたが、ボルネオ島の南東側3分の2がインドネシアに所属しています。ボルネオ島のインドネシア側にもマレーシア側やブルネイと同様に豊富な天然資源が埋蔵されていて、開発が進み発展し始めています。

 

インドネシアには豊富な天然資源があり、金、スズ、石油、石炭、天然ガス、銅、ニッケルなどの採掘量が多く日本にも輸出されています。日本の援助で建設された水力発電所で発電された電力を使ってアルミを精錬工場もあり日本に輸出されています。

 

現地生産も

 

石油やLNG(液化天然ガス)石炭、鉄鉱石なども日系企業も参加して生産され日本にも輸出されています。石油精製、化学繊維、食品工業、パルプ、鉄鋼など工業生産が行われており、日本企業も多く進出して合弁や子会社方式で生産しています。その数は1800社を超えると言われています。

 

このように日本とインドネシアとは原料、生産、販売面で非常に重要な関係にあります。

 

インドネシアでは纏まった大きな工場地帯はないようで、それぞれの立地に適した形で工場が存在するようです。ジャカルタから西へ100㎞位のところにメルクがあります。

 

インドネシア・アジア・ハイウェイ

 

メラクは交通の要所でインドネシア、バリ島のテンバサールからジャカルタを通りスマトラ島のバンダアチェに至るインドネシア・アジア・ハイウェイのほぼ中間点に当たります。メラクとバカウヘニ間はフェリーで結ばれています。

 

インドネシア国内の少しの距離が供用されていて大部分はまだ工事中のようです。これらのハイウェイが完成すると経済発展に大いに寄与するのではないかと思います。

 

アジア・ハイウェイ

 

またテンバサール起点にメラクからシンガポールに渡りマレーシア、タイ、インドからイランのコスラヴィまでの約1万㎞が「AH-2」と呼ばれるアジア・ハイウェイの一つです。

 

因みに「AH-1」は東京日本橋を基点にイスタンブール経由ブルガリアとの国境の街カプクレが終点で2万kmです。この先はヨーロッパ・ハイウェイに繋がっていると言います。

 

メラク

 

メラクには化学品関係の加工や物流関係の企業が集まり日系企業も多く進出しています。チレゴンには東南アジア最大のクラカタウ鉄鋼やタイヤ用合成ゴム工場などがあります。ジャカルタからメラクへのアクセスは未だあまり良くないようです。

 

ジャカルタ

 

ジャカルタ市は人口が1、000万人近くで都市圏では3,100万人を数え東京都市圏に次いで世界第二位となっています。近年交通や住宅などのインフラ整備も進められていますが人口の増加などに追い付いていないのが現状のようです。

 

アクセス

 

日本とインドネシアの交通は便利のようです。羽田、ジャカルタ間にはJAL,ANAを始め数社が直行便を運航しています。また羽田、ジャカルタ間には便数は少ないようですがANAとガルーダが直行便を運航しています。飛行時間は約7.5時間。

 

交通渋滞と地盤沈下

 

ジャカルタ市街

 

ジャカルタ市街地はもともと海抜0m地帯にあり、激しい交通渋滞と毎年5~10㎝沈下しており一部地域では25㎝と進む地盤沈下のために何らかの対策の必要に迫まられていると言います。前述のようにごく最近大統領がカリマンタン島への遷都を打ち出しています。

 

ジャカルタ周辺の工場

 

ジャカルタ市内にも自動車、オートバイ、工業製品などを製造しており、最近ではさらに東側の西ジャワ州ブカシ県に工場建設が進んでいると言います。

 

インドネシアの観光地

 

バリ島

 

バリ島のビーチ

 

ギリマルク、バリ島

 

キルマヌルク、バリ島

 

インドネシアの代表的な観光地と言えば何と言っても「バリ島」です。400万人以上の人が暮らし、その大部分の人が、バリ島土着の信仰とインド仏教やヒンドゥー教が融合したバリ・ヒンドゥー教徒だと言われています。自然の美しさに古い寺院と遺跡などが重なり大変魅力のあるスポットになっているようです。

 

成田、関空から直行便がありアクセスも良好ですので毎年多くの日本人も観光ツアーに出かけています。また個人旅行を楽しむ方も多いと思います。

 

筆者はビジネス旅行のためにジャカルタ滞在だけとなり周辺の観光地へ出かけることは出来ませんでした。残念でした。インドネシアには多くの観光スポットがありますが、専門の紹介サイトを見て頂ければ有難いと思います。

 

ボロブドゥール遺跡

 

ボロブドゥール遺跡

 

ボロブドゥールの円形壇上にある仏塔と仏像

 

ジャカルタから東南東約400㎞のケドゥ盆地にあり、大規模な仏教の石造遺跡があります。世界最大級の仏教寺院でボロブドゥール寺院の遺跡群の一部としてユネスコの世界遺産に登録されています。最近では年間100万人の観光客が訪れる観光スポットとなっているようです。

 

仏教徒が少ないこの国でも毎年5月には祭りが開かれ内外の仏僧や信徒が集まるそうです。また国の祝日にもなっているようです。

 

ジャカルタ市内の観光スポット

 

バリ島が余りも有名過ぎて、ジャカルタ市内の観光スポットとしては残念ながらなかなか見つかりません。ジャカルタ市内観光には交通の便などを考えると専門の会社提供のツアーを選択するのが安心だと思います。

 

モナス塔

 

モナス塔(国家記念碑)

 

インドネシアの国家独立記念塔です。外装は白い大理石製で、全高137メートル。頭頂部にある炎のレリーフは消える事のない火を意味しており独立戦争当時の国民の闘志を表している言われています。頭部には展望台があり、底部には歴史博物館があります。

 

国立博物館

 

国立博物館

 

インドネシアで最大級の歴史民俗博物館です。古代人から植民地時代までの人骨、陶器などや仏教、ヒンドゥー教、イスラム教の石像などが数多く展示されています。宗教に関心がある方には外せない場所かも知れません。

 

スラバヤ通り

 

スラバヤ通り;(出典;Flickr)

 

スラバヤ通りはジャカルタの中心部にあり骨董屋が数多く並ぶアンティーク・マーケットとなっています。この通りの一本横の通りは幅が2mにも満たないような狭い通りが200~300mも続いて、木製の工芸品、バリ島の装飾品などお土産にピッタリの品物が売られています。

 

極めつけは使い古しのような電話、扇風機、蓄音機などの家電製品、古風なインテリア品など雑多に並んでいます。

 

その他の観光スポット

 

その他の観光スポットとしては;-

  • JKT48 シアター
  • ムルデカ宮殿
  • タムリン・スディルマン
  • スナヤン・シティー
  • ブロックM

 

などがあります。

専門のサイトでそれぞれ紹介されていますのでそちらをご覧になって頂ければ有難いです。

 

まとめ

 

  • 所要のためにシンガポールからジャカルタに入りました。ジャカルタはアセアン諸国の大都市とは少し違って発展途上との印象を強く受けました。多くの人が躍動して活気を感じる一方で混沌とした部分もあり、これは発展の一過程かなと思ったりもしました。

 

  • 今回出かけることが出来ませんでしたが、バリ島で見られる仏教とヒンズー教とそれに地元の昔から伝わる信仰が融合したバリ・ヒンドゥー教の寺院や石像などは興味が沸きますね。

 

最後までご覧いただきまして有難うございます。

 



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