今年もジャガイモをつくる(1)(2023/01/26)
目次
ジャガイモ植え付けの準備
1月20日は旧暦の大寒で1年中で一番寒くなる頃を指します。この旧暦が決まった由来は知りませんが、実用的には良く出来ているように思います。
当地も1月22日頃から気温が下がり、25日には今季一番の寒さになるとのことです。北国の人から笑われるかも知れませんが、比較的温暖な当地では最低気温がー5℃昼間の温度が+5℃程度となり大変寒い数日間となっています。
ジャガイモの準備
種ジャガイモ
今年は男爵、北アカリ、メークインの3種類を各1kg購入し芽出し作業中です。購入時の3種の種芋は以下の通りです。
貯蔵性:良、長期保存可能
肉質:やや粉質、食感ほくほく、煮崩れ中
料理適正:コロッケ、ポテトサラダ、肉じゃが
貯蔵性:長期保存、不向き
肉質:粉質、食感ホクホク、
煮崩れ易
料理適正:サラダ、蒸しイモ、煮物には不向き
貯蔵性:長期保存、不向き
肉質:粘質、澱粉量少、
煮崩れ少
料理適正:グラタン、コロッケや揚げ物には不向き
男爵、北アカリ、メークインの特性については表‐1 当菜園で栽培されている主な品種をご参照下さい。この3品種については数年前にそれぞれ栽培したことがありますが、3品種揃って植えるのは初めてだと思います。
最近では当菜園でも、インカのめざめ、シンシア、とうや、アンデスレッド、ベニアカリなどを栽培する人がいて品種の広がりをみせています。
種ジャガイモは出荷前にウイルスなどの除菌された合格品が店頭に並べられています。除菌されていない種ジャガイモを使用した場合、畑全体がウイルス感染して全滅する場合があるそうです。
ジャガイモのウイルス病
ジャガイモが罹患するウイルスが原因の主な病気はモザイク病があります。
(1)症状:葉に濃淡のモザイク状の病斑が現れるます。酷くなると葉や茎が黄変したり萎縮して成長しなくなる
(2)媒体:アブラムシなど
(3)伝染経路:汚染された株の汁を吸い菌を次の非感染株の汁吸うことにより伝搬させる
(4)処置:アブラムシ殺虫剤の散布、効果がない場合は廃棄処分する
このモザイクウイルス病はジャガイモの他にも里芋、トウモロコシ、ニンニク、インゲン、ピーマン、チンゲンサイなど意外と多くの野菜に発生する可能性があります。
毎年春ジャガイモを栽培していますが、筆者の場合は遅霜による凍傷で葉が枯れたことは何回かありましたが、幸いこれらの病気に罹ったことはありませんでした。
畝作りの準備
まず予定の2畝の荒堀りをしたところです。「天地返し」とまではいきませんが、スコップでやや深く掘り底の方の土を上へ置き暫く天日に晒します。隣の農家では昨年とは少し離れた畝のショベル機で1m位掘って天地返しをやっています。
暫く天日に晒した後耕運機で畝作りをする
枯草や野菜くずなどを入れ埋め戻した
耕運機で畝作りをする
この2畝はキャベツ、白菜、大根、カブなどのアブラナ科の野菜を栽培した畝です。前作の影響をなるべく少なくする為です。
ジャガイモはナス科なので前作の影響はないとは思いますが、前々作のこともあるしまた地中の冬眠中の害虫駆除にも少しは役に立つかも知れません。
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まとめ
今回はジャガイモについて報告しています。
- ジャガイモの定植は2月20日頃を予定しています。それまでに種芋の芽出しと畑の畝作りを予定しています。当菜園でも早い方です。
最後までご覧いただき有難うございます。