現役を引退したじじいだよ、あだ名はロン、まだまだ元気なので気張って書いているよ

発展する国インド(2)(2018/12/02)

2023/11/22
 
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ムンバイへ

 

ニューデリーはインドの政治の中心都市です。インドは国自体も巨大な人口を抱えていますが、インドの主要都市もまた大きな人口を抱えています。2018年の国連調査によれば、例えばニューデリーは1097万人で第2位です。ちなみにムンバイはインド最大の都市で1269万人となっています。
市周辺地域をどの程度含むかによっても数字に変動は出てくるかも知れませんが、いずれにしても多いですね。前項(1)で紹介したアグラは143万人で第20位となっています。

 

今回の訪印の目的は

 

そもそもインド訪問の目的は現地のインド企業が製造設備を新設したい旨の話があり、技術供与の話も含めて可能性を探るべく来印した次第でした。
許認可等の交渉手続きは中央官庁のあるニューデリーで行われるのでしょうか。新しい設備の建設や原材料調達等のプロジェクト内容の説明は相手方のインド企業が継続して行うとして筆者たちはムンバイに向いました。

 

ムンバイ

 

ムンバイは以前はボンベイと云っていましたが1995年に現地マラティー語に基づき変更れました。インド最大の都市で周辺の衛星都市を加えると2200万人以上大都市圏を形成しています。金融業、商業、恵まれた港湾を利用した運輸業、工業それに教育などの中心地となっています。

ムンバイ湾を跨ぐシーリングとムンバイ市街

ムンバイ市街地ビ構想ル群

チャトラパティ・シヴァージ駅
(旧ビクトリア駅)

 

 

イギリス時代に整備された市街中心部は大変綺麗でまるでロンドンを彷彿させる地域もあります。一方中心街から離れたダウンタウンではインド特有の雑踏を感じることが出来ます。

 

インドの原料塩

 

インドの標準的な塩田

 

インドはあまり知られていませんが原料塩を生産地でもあります。海水を広い塩田に引き入れて天日で蒸発させ濃縮します。濃縮された海水を次の濃い海水用の塩田に流して、さらに天日で水分を蒸発させて濃縮すると塩の結晶が底に溜まって来ます。これを集めて原料塩とします。この塩は工業用として使用されます。
皆さん、ご存知でしょうか。日本は年間約700万トン近くの工業用の原料塩を輸入しています。世界一の輸入量です。この大量の塩の輸入先はオーストラリアとメキシコが大部分で残り60万トン余りがインドです。

 

オーストラリアの塩田

 

あとの項で触れる機会があると思いますが、オーストラリアの塩田の規模の大きさと航空機から見たその幾何学的な模様の美しさは何と表現したらよいか判らない位です。

 

工業塩は大切な原料

 

この工業塩(=NaCL)は工場で処理されて各種製品となり私たちの生活の周りで広く使われていますよ。例えば石鹸などのアルカリ性洗剤、塩素系洗剤や殺菌剤、石油分解で得られるエチレンと反応させて塩化ビニル樹脂も作ります。略称塩ビです。ウレタン樹脂の製造にも使われます。

 

塩ビは広い分野で使われている

 

塩ビパイプ

 

塩ビは皆さんご存知ように安価で丈夫なので塩ビ管として上下水道や電線、建材などのインフラ関係からたまごパックやトレイ、アーケードなどの家庭用建材などの日用品、

 

ワイヤー

 

インターフェイスケーブルなどのエレクトロニクス関連、チューブなどの医療機器など広い分野で使用されています。もはや私たちの毎日の生活に欠かせない存在となっています。挙げたらきりがありません。

血液パック

 

塩ビは先進国はもちろんインドのような発展途上国では特に需要が伸びていく材料であると云えると思います。

 

このプロジェクトは

 

この設備に必要な主原料二つのうち一つは工業塩ですが、これはムンバイ周辺で確保できることが判りました。残りの原料は当面購入するか、原料製造のために新たに専用設備を造るかになりますがトータル所要費用から購入に絞ったと思います。

 

ムンバイ周辺の観光地

 

どこでもそうですが仕事で行った場合はまず時間的な余裕がないのが普通です。会社が観光などする時間を作ってくれるはずはありません。(笑い)

 

定番のインドの門とタージマハルホテル

 

インドの門

 

インドの門はムンバイ港に面してスエズ運河を通してヨーロッパの方向を向いている云われています。ニューデリーの「インドの門」とは形が少し違うようです。タージマハルホテルの直ぐ近くなので便利です。

 

ムンバイのインド門(Gateway of India )については、下記のポストもご参照ください(2020/12/05、追記)。

 

 

 

 

 

タージマハールホテル

 

タージマハルホテルはインド有数の高級で且つ由緒あるホテルです。インドを訪問する王侯貴族や政治家などが宿泊したといわれています。五星クラスのホテルです。

 

エレファンタ石窟群

 

エレファンタ石窟群

 

インドの門からフェリーで30分くらい、波が荒いと欠航となる。チケットは往復で200ルピーくらい。その他に入園料などかかるようです。6~8世紀に造られた石窟寺院デヒンズー教シヴァ神信仰の中心といわれています。

 

その他にも

 

インド中央銀行

 

その他にも市内をぶらぶら歩いて見れるものは、ムンバイ大学インド銀行、インド中央銀行、タウンホール、世界遺産になっているゴチック調建築様式のチャトラパティ・シヴァージーターミナス駅などリムジンやタクシーなどを使って効率よく回る方法もあります。教会寺院もキリスト教やイスラ教が入り混じって歴史を感じさせます。

 

インドの料理

 

中央官庁との折衝は相手企業が進めることとして筆者らは帰国することにしました。最後に関係者を集めて送別のパーティーを開いてくれました。

チキン料理

 

どんな料理だったかは覚えていませんが、たしかチキンのフライを最初に口した時はとても辛かったことを覚えています。上の写真とは少し違いますが、唐辛子を粉末を塗していたような感じでした。辛かったですが、食べ続けていると美味しくなってきたのは不思議でした。
路上の屋台で売っている絞りたてのマンゴージュースは大変美味しいですね。ココナッツミルクも旨いです。

 

まとめ

 

食料の生産を増やすため、生活水準の向上のためまた雇用の機会を作るために工場を作ることは、この国にとって大変な重要なことだと思いました。

この件は,実現するには解決するべき点がいくつかあって難しいように思いましたが,このプロジェクトはこの国にとって理に叶っておりいつかどこかで実現するものと思いました。

この項もう少し続きます。最後までご覧いただきまして有難うございました。

 

 

 



◎ World Press Popular Post


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