雨の日が多いので(2019/07/15)
雨の日が多い
今年の夏は十数年ぶりと言われるほど雨が多く,従って日照時間が非常に短くなっています。東京地方に関しては、気象庁のデータでもまだ7月分は出揃っていませんが、昨年の6月と比較してもその傾向が出ているように見えます。
降水量 | 平均気温 | 日照時間 | |
---|---|---|---|
2018年6月 | 155.5㎜ | 22.4℃ | 163.1時間 |
2019年6月 | 225.0㎜ | 21.8℃ | 129.5時間 |
昨年6月対比 | +69.5㎜ (=1.45倍) | ‐0.6℃ | ‐33.6時間 (=70.4%) |
冷夏とは
そもそも冷夏とは平年に比べて気温の低い夏のことでなのですが、定義としては気象庁による3階級表現で6月~8月の平均気温が「低い」に該当した場合の夏をいう。3段階表現とは過去30年間の観測値を並べ、値が小さい方から10番目までを平年より「低い・少ない」、11~20番目を「平年並」、21~30番目を「高い・多い」として、それぞれ3分の1ずつに区分し、実際に観測された値をこれら3つの階級に当てはめて表現する。
区分に当てはめる
例えば今年の夏の平均の日照時間が値が小さい方から10番目に該当する場合は「少ない」と判断されます。直近の冷夏は1993年で真夏日が4日しかなく大冷夏の年と言われています。この夏はあと7月の半分と8月があるのでどのようになるか判りません。
実績でも
実感としても最近は雨が多いと思いますが、気象庁のデータによれば、例えば東京では6月中旬位から減少しはじめこの10日間では2.9時間で平年の7%、この5日間では1.0時間で5%となっています。いかに少ないかが判ります。
悪影響が出る
過去の例を見ても冷夏になると稲作を始め農作物に対する悪影響が出てきますし夏物衣料や家電製品、ビールや清涼飲料の販売不振、海水浴客の減少など毎日の生活に対する影響が深刻となります。
今のところまだ稲作には悪影響は出ていないように思われますが、7月14日の新聞報道では夏物衣料や清涼飲料水など販売低迷や野菜類はスーパーなどでの販売価格が上昇しているとのことです。現在の予想では梅雨明けは7月末頃にずれ込むとのことですが、何とか早く平年並みに戻って欲しいと思います。
家庭菜園では
変調が見られる
家庭菜園でも栽培中の野菜に変調が見られます。
- 葉野菜類は茎だけが異常に伸びてきた。春菊、サニーレタス、小松菜は発芽後葉が十分大きくなる前に急速に茎が伸びてしまった。
- キュウリは収穫出来ないために大きくなり過ぎて廃棄せざるをえなくなった。曲がったキュウリが採れる。
- ナス、トマトは手入れが出来ず枝や蔓が伸びすぎてしまった。収穫が遅れた実は表面に割れが
出来たりしています。前月ほど良いものが採れなくなった。
雨のなか収穫した長ナス、トマト、キュウリ、ピーマン、オクラです。残念ですがいずれも出来具合は良いとは言えません。傷んだ千両ナスや曲がったキュウリなどは写真に撮りませんでした。
秋野菜の準備
秋野菜と言えばキャベツ、白菜、大根、ニンジンにブロッコリーやレタスなどがあります。例年通り8月末~9月初旬に苗を定植する予定です。
その前に最後の夏野菜として少しばかりの空きスペースにホウレン草を播種しようと考えています。今が種まきの時期なのですが、雨が続くと地面がべたついて耕すことも出来ません。
まとめ
6月に入った頃から雨の日が多くなり日照時間が急速に減少してきた。家庭菜園の野菜にも良い実が採れないなど変調が出てきた。
報道では冷夏の影響が出てきて夏物製品の販売が落ちてきているといいます。夏は夏らしくあるのが一番です。早く本来の夏に戻って欲しいと願っています。
下記の記事もご参照下さい。
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