2時間を切れるか(2020/09/29)
目次
東京オリンピックは
新型コロナウィルス感染状況
昨年開催予定だった東京オリンピック2020は、新型コロナウイルス問題で延期されました。その後コロナの発生状況は世界全体に広がり9月29日現在で感染者の累計が3300万人を超え、また死者が100万人を超える大惨事となっています。日経新聞社作成の下記のサイトが判り易いです。
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外出や集会の制限などの対策により感染者は減少し緩和すると再び増加するといった波を繰り返しています。第2波、第3波の方が影響が大きい例もあり、なかなか根絶は難しいようです。なかなか厄介な病気です。
ウイルス自体が変異して、それに対する対応が必要となるといった「鼬ごっこ」の一面もあります。早くワクチンが使用できるようになることが切望されます。
オリンピックは開催の可能性は
このような状況な中で来年7月に迫ったオリンピックをどうするか決定するタイミングが近づいています。9月10日の会見でIOCのバッハ会長は「安全な環境でのみオリンピックは開催する」とし「今後数週間で新型コロナウイルス対策のさまざまなシナリオについて重要かつ集中的な協議を行う」との考えを表明した。
何とかより安全な形で実施されることを願うばかりです。
オリンピック大会
最も華やかな競技は
オリンピック大会のなかで最も華やかで注目を集めるのは何と言ってもマラソン競技です。大観衆が待つオリンピック競技場に誰が先頭で入場してくるか、そしてゴールのテープを切るのは誰か興味は尽きません。
ただ今回の東京オリンピックでは気温の関係上マラソン競技と競歩は札幌市で実施されるので、ゴールが新築されたオリンピック競技場ではないのが少し寂しいです。
札幌コースは平坦なコースと聞いているので天候などが条件が良ければ好記録が出ることが期待されるところです。
2021年に延期された東京オリンピックについては下記のポストもご参照ください(2020/12/23、追記)。
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これまでの記録は
オリンピックの公式記録は限りなく2時間に接近してきていますが、まだ2時間を切る記録は出ていません。従ってオリンピック大会は勿論、各地で開催されるご当地マラソン大会で2時間を切る記録が出るかどうかが大きな関心事となっています。
2020年東京マラソンではエチオピアのビルハヌ・レゲセ選手の2:04:15が優勝記録でした。日本人で最高記録は第4位の大迫 傑選手の2:05:29で、これは日本新記録でしたし現在も維持されています。
図‐1 オリンピック・マラソン競技優勝記録
資料ー1 オリンピック・マラソン競技優勝記録の推移 ⇒ こちら
上の図で右下赤色丸印がビルハヌ・レケセ選手の記録で、緑色丸印が大迫 傑選手の記録です。いずれもこれまでのオリンピック記録を上回る好成績となっています。
東京マラソン2020ゴール時の大迫 傑選手の写真はこちらです。
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現時点での歴代最高記録は、ベルリンマラソン大会で2018年9月16日にケニアのエリウドヨゲ・キブチ選手が出した2時間01分39秒となっています。
2時間を切る記録も
全くの非公式な記録では、エリウド・キプチョゲ(ケニア)が10月12日、オーストリアのウィーンで行われた特別レースで1時間59分40秒の2時間を切る大記録を出した。
多数のペースメーカーや厚底シューズの着用などがあり公式記録にはなっていないが近い将来2時間を切る可能性を示したものと見られています。
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来年の東京オリンピックマラソン競技は変更された札幌市で開催されるが、このコースは平坦なコースとなっているようなので天候や選手のコンディションなどが揃えば良い記録が出るかもしれません。
まとめ
- コロナの状況が不透明なので判らないことが多いですが、なんとか選手が安心して競技出来るような環境が整うことを願ってます。
- より走り易く反発力が大きいスピードが出るシューズの開発が進んでいる。
- 一番の興味は「2時間の壁」を破れるか、またはどのくらい2時間に近づけるかです。
最後までご覧いただき有難うございます。