上手く越冬出来るか、サヤエンドウ(2020/10/05)
目次
スナップエンドウの栽培
鞘の硬さによって
エンドウは鞘の硬さによって硬莢種(コウキョウシュ)と軟莢種(ナンキョウシュ)に分けられます。硬莢種は鞘が硬いので完熟した豆を利用します。軟莢種は鞘が柔らかいので成長途中でサヤエンドウとして食したり、完熟させてグリーンピースとして利用します。
スナップエンドウは
スナップエンドウは軟莢種ですが、豆が大きく成長しても鞘が柔らかいので鞘と豆の両方を利用することが出来ます。今年はこの「蔓なしスナップエンドウ」の栽培に挑戦することにしました。
2年前の栽培では
エンドウ豆は直近では2年前に栽培してみました。11月下旬にホームセンターで苗を4本購入し定植しましたが、旨く越冬出来た苗は半分の2本でした。「越冬率」50%でした。
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播種時期
エンドウの栽培方法のサイトには「播種時期が大切だ」との記載が多くみられます。この意味は「どうも越冬期間の苗の大きさを上手く調節する必要がある」と筆者なりに考えています。
つまり苗が大き過ぎても小さ過ぎても越冬出来ないし、たとえ枯れなくても良い状態で春を迎えられないのではないか。
その後の秋冬野菜の生育状況については下のポストをご参照ください(2020/11/11、追記)。
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苗の大きさ
具体的に苗の大きさがどの程度が良いのか筆者には良く判りません。恐らくその地域の気温などの気象条件や栽培土地の条件によっても異なるのではないか思います。
昔からの方法も
当地では竹笹を立てると何故か霜の予防に効果があるようで、当家庭菜園では何人かの人がこの方法を利用しています。
保温防霜用のシートは掛けたのですが、十分ではなかったようです。その後残った2本は十分に成長して実を付けた。今思い出しのですが、苗に注意書きがついていました。曰く;-
この操作をしなかったために苗の半分を枯らしてしまったのかな考えたりしているところです。
蔓なしスナップエンドウの栽培
畝作り
エンドウは酸性土に弱いので苦土石灰をやや多めに施す。前作はオクラの跡。堆肥と化成肥料をよくかき混ぜる。フェンス横の狭い場所に幅50cm長さ2mの小さな畝を作りマルチを張る。今回は真冬の防寒防霜対策としてマルチを張ることにした。
播種
標準的な肥料(1㎡当たり)
苦土石灰:150~200g
完熟堆肥:1.5kg
化成肥料(8,8,8):50g
過リン酸石灰:30g
1条に深さ3cm程度の穴を9個所開け種を播く。
土を被せて軽く抑え水をたっぷり掛ける。
発芽するまで不織布シートを掛けることにした。
発芽後
上記のように苗が10cm程度に成長したところで摘芯をしてみたいと考えています。11月中旬以降になるでしょうか。収穫は4月下旬~5月上旬でしょうか。
当菜園の今年のサヤエンドウの越冬状況については下のポストをご参照ください。(2021/01/27、追記)。
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スナップエンドウ(サヤエンドウ)のその後の状況については下のポストをご参照ください。
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収穫
こんなに多く採れれば嬉しいですが。
栄養満点で鞘ごと食べられるのでビールのつまみには最高です。
栽培が旨くいくか節目ごとにレポートしたいと思います。はたしてどうなるでしょうか。
まとめ
- エンドウ豆の苗を上手く越冬させ春に花を咲かせるには工夫が必要なようです。防風ネットとか竹笹とかありますが、今回はマルチ畝を使用して摘芯により苗の大きさを調節して越冬する方法をトライしてみたいと思っています。
最後までご覧いただき有難うございます。