オリンピック・マラソン競技は(2021/08/09)
目次
東京オリンピックマラソン競技
2時間を切れるか
昼間の厚さを避けて8月8日午前7時に大通り公園発着でスタートで開始された。エントリーは106選手。結局大方の予想通りケニヤのエリウド・ギプチョゲ選手が2時間08分38秒で優勝した。
札幌も真夏の気温
札幌といっても今年の夏の昼間の気温は東京の気温とあまり差はなく暑かった。前日の女子マラソンはスタート時間を早朝6時に変更して実施した位でした。札幌管区気象台のデータでは8月8日午前の札幌の最高気温は11時43分の29.4℃とのことです。106人中30人が暑さなどのために棄権した。
マラソンコース
大通り公園を発着するコースです。概ね平坦なコースのようです。スタート地点で約20m、南の南平岸付近で最も高く50mとなっています。個人的には良い記録が出るのではないかと期待していました。コースの状況、これまでの記録との対比などについてこちらをご覧ください。
競技の状況
2時間1分39秒の世界記録を持ちリオ五輪金メダルのエリウド・キプチョゲ(ケニア)、キプチョゲは36歳で迎える今大会で、この種目で史上3人目となる2連覇が成るか注目です。
19年世界選手権金メダリストのレリサ・デシサ(エチオピア)などケニヤ、エチオピア勢に大迫傑など日本3選手、カラム・ホーキンス(英国)、19年世界選手権5位のスティーブン・モコカ(南ア)などがメダルを狙う構図にようです。
24km付近でキプチョゲは先頭集団の先頭になりケニヤ勢が集団を引っ張る形になった。30.5キロでキプチョゲがスパートを仕掛けて先頭へ。大迫は2位集団の後ろ8位の位置へ。
35キロ地点、キプチョゲが1時間46分59秒で通過、大迫は51秒差の8位。36キロ手前で大迫が6位に順位を上げた。
40キロ地点、キプチョゲが2時間1分55秒で通過、大迫は2時間3分30秒で通過、2位集団にはオランダ、スペインの4選手がいましたがその差は18秒。
スタートとゴールの写真はYahooの写真を引用させて頂きました。
キプチョゲが優勝のテープを切り、史上3人目の五輪2連覇を達成した。記録は2時間08分38秒でした。2016年リオデジャネイロ・オリンピックの時は2時間08分44秒で優勝でした。大迫のゴール記録は2時間10分41秒でした。
競技の状況はyahooの「東京オリンピック・パラリンピック ガイド」の 陸上男子マラソンに写真入りで詳しく纏められています。こちらからどうぞ!
1924年以降のオリンピック・マラソン競技優勝記録の推移は下のボタンからどうぞ。グラフはこちらからどうぞ。
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オリンピックは終わったが
このオリンピックは「コロナ感染拡大」のために開催すべき否かすったもんだ挙句開催されました。開催についての評価はこれから出てくると思います。
東京の7月下旬から8月上旬は一年で最も暑い時期です。それにコロナの感染拡大が続く不安定な環境の中で各国の選手の人はよく頑張ったのではないかと思います。
現在全国に広がる第5波のコロナ感染症は殆どがデルタ株によるものだと報道されています。感染力がより強く重症化し易い例が多く出ています。
さらに南米を中心に流行しているガンマ株が最近日本に侵入してきたとの報道があります。厄介なのはコロナウイルスは環境に対応して変異株を生成するとのことです。
日本でも変異株にも効力がある国産のワクチンとさらに治療薬を出来るだけ早く造って頂きたいと願っています。
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まとめ
- 2時間の壁はやはり大きいのですね。余程好条件が揃わないと達成できない記録です。
- 今回の東京オリンピックに関する評価はもう暫らくしてから出てくると思います。選手や大会関係者の評価は良いようです。陰で支えてくれたサポーターや医療関係者はどうなのでしょうか。
- 最も気になるところはオリンピック開催と時期を同じくしているコロナ感染の急拡大との関係です。この見方次第では変わる可能性もあるのかも知れません。
最後までご覧いただき有難うございます。