秋野菜を始める(2021/08/30)
目次
今年の夏野菜は
総括すると
報道によると8月半ばの長雨により専業農家でも今年の夏野菜は多くの種類が打撃を受けたとのことです。スーパーでは被害を受けた野菜の価格が急騰しているとのことです。家庭菜園でも同様でこの長雨を境に急速に悪くなりました。
秋ナスは断念
昨年は9月28日まで夏仕様のまま栽培を続けたのですが、今年は最後まで残ったナスも実が割れたものが増えて良いナスが採れなくなった。
ナスは初期は良好、中期は病気を疑うほど不調、後期は少し回復して良いナスが収穫できるようになっていた。
秋ナスを収穫するには夏の収穫で弱ったナスの枝や葉の更新剪定をします。また根も根元から30cm位のところでスコップで根を切り肥料を施します。1ヶ月くらいすると新しい芽が出てきて実を付けます。
秋ナスへの移行も考えたのですが、結局全部撤去して白菜、キャベツ、レタスなど畝にすることにした。8月の長雨が夏野菜を終了を早めることとなったようです(写真はクリックすれば拡大します)。
撤去には忍びない気がしましたが、里芋を多く植えたために場所がなくなったので止むを得ません。
表ー1 2021年主な夏野菜の成績(8月28日、 最終版)
野菜 | 収穫量 | 苗木1本 当たり |
2020年夏 |
トマト大玉「麗夏」 | 89個 | 22.3個 | 20.2個 |
千両ナス | 243個 | 34.7個 | 29.2個 |
キュウリ「千羽」 | 147個 | 24.5個 | 12.1個 |
8月19日以降ナスだけが収穫出来ましたので、赤字の如く数値が増えました。なおゴーヤは100個以上の目標に対して95個で達成できませんでした。
8月18日までのデータはこちら。
秋野菜を始める
当地では秋野菜のうち種から始める野菜は8月下旬~9月上旬くらいに、苗から始める野菜は九月上旬~下旬くらいに始めます。
中かぶと聖護院かぶ
中かぶは九条ネギの一部を移植した後に、中かぶより一回り大きいサイズの聖護院かぶはトマトの跡にそれぞれ9月22日に播種した。早くも3日目の25日には発芽していました。この時期発芽が早いです。
青首大根
唐辛子は殆ど実を付けなかったので撤去した。この跡に「総太り青首大根」の種を8月24日に播いた。3日後の27日には発芽した。昨年は先発(9/2)、後発(9/19)の2回に分けて播種していますが今年もその予定です。
九条ネギの苗作り
サツマイモと里芋
外見上は問題ないように見えます。ヨトウムシなどによるサツマイモや里芋の葉への浸食は限定的のようです。いずれにしてもこれから1ヶ月余りが大きく成長する時期ではないかと思います。出来不出来は掘ってみるまで判りません。
キャベツ・白菜畝(奥)と玉ネギ・ニンニク畝
キャベツと白菜
マルチを敷きキャベツ、白菜共に購入苗を定植する予定。またコンパニオン・プランツとしてレタスを近くに定植する予定です。
玉ネギ
例年種子から苗作りをしていましたが適当な場所がないので玉ネギも今年は購入苗を定植することにした。5穴マルチを敷く予定です。
ニンニク
例年ホームセンターで購入したニンニク種球を5穴マルチ畝に直植えしています。今年はジャガイモは男爵、里芋の半分の種芋はスーパー市販の食用芋を使ってみました。ジャガイモは問題なく収穫出来ました。里芋も今のところ問題なく生育しています。
ニンニクも基本的には食用ニンニクを種球として使用しても問題ないようですが、ただ若しかしたら栽培地の気候との関係で発芽しない例があるかも知れない。
チェックすべき点は
(1) 食用ニンニクの生産地が寒冷地か温暖地か
(2) 発芽抑制処置を施しているか
定植前に催芽することが出来ればいいなと思いますが方法が全く判りません。
まとめ
- 今年の夏野菜は8月中旬の長雨でほぼ終わりとなった。苗木1本当たりの収穫量は数字的には昨年より少し良いようですが、良かったという印象があまりないです。
- ナスも昨年より1か月早く8月28日に撤去して今日は跡地を秋野菜用に整備したところです。
最後までご覧いただき有難うございます。