里芋の収穫を終えたが(2021/11/08)
目次
里芋の収穫を終えたが
今年は里芋の栽培に力を入れてきました。種芋の芽出し作業から初めて本葉が出たところで定植した。順調に生育していたが夏場を過ぎて途中で枯れる葉が出る株があった。
10月末になり葉や茎が枯れてきたので順次掘り上げてみたが、予想よりも収穫量が少なかった。以下今年10か月余りの栽培状況を振り返ってみたいと思います。
種芋
種芋としては、
a)スーパーで購入した食品用里芋、「伊予美人」早生、4個、「ちば丸」中性、5個
b)ホームセンタで購入した「セレベス」=「赤目大吉」晩生、9個
催芽作業
育苗籠に種芋を並べて土を被せて露地で催芽作業をした。水を掛け過ぎたためか催芽作業中にセレベス2個腐敗したので廃棄した。発芽時間は種芋により大きく差があったが種芋間の差は見られなかった。
畝
a)マルチあり畝:セレベス6個、伊予美人1個、ちば丸2個、仕上がりのマルチ畝幅は約80cmで平畝、畝の高さ約7~8cm、1条植え
b)マルチなし畝:セレベス1個、伊予美人3個、ちば丸3個、差し入れ:3個、畝幅約80cmで定植時平畝、土寄せで高くなる、1条植え
マルチ畝には直ぐに上記株を定植出来たが、マルチなし畝は前作のキャベツ、白菜を撤去しながらその後に植えるという手順となった。限られた面積の家庭菜園ならではのことです。
追肥と除草
定植後は生育も順調でした。8月頃一部の株の葉が茶褐色に変色する様子が見られた。6月と8月には化成肥料と少量の配合肥料を畝の肩の付近に少量投与した。初めの耕運時に除草していたので夏場は殆ど必要なかった。
生育に遅れか
原因は良く判らないのですが、9月に入ると一部の株に背丈がちじみ始めて葉に勢いがなくなりどうやら成長に遅れが出てきたように感じられた。8月18日の状況はこちらをどうぞ。秋口は一番実が太る時期だと思うのですが。
試し掘り
隣の農家の里芋は何時までも葉が元気で背丈も高かった。品種の差はあるかも知れないですが何か違うものを感じます。
収穫
まずマルチなし畝の3株を10月20~21日に掘った。4.3kgあり芋自体は普通の出来のように思えた。次に10月28日に1株、11月3日にはセレベス6株を掘った。10.6gで意外と少なかった。
11月5日には残り6株を掘った。8.6kgでした。このうち差し入れで頂いた芽出し種芋分は3.8gでした。これは収穫時期が少し早かったかなと思っています。
結果は
表ー1 里芋の成績表
里芋の品種 株数 |
収穫量 1株当たり |
セレベス 6株 |
10.6kg 1.7kg/株 |
伊予美人+ちば丸 8株 |
12.0kg 1.5kg/株 |
差し入れ(品種不明) 3株 |
3.8kg 1.3kg/株 |
ご覧のようにあまり良いとは言えない結果となりました。Websiteやyoutube等例えば「里芋の収穫」で紹介されている収穫量のおよそ半分程度かそれ以下です。
a)肥料の種類と施肥法が適切でなかったか
b)収穫時期が少し早かったか
力を入れて栽培したつもりでしたが残念です。
因みに昨年の成績は石川早生が3株で5.2kg(1.7kg/株)、大野芋が3株で7.0kg(2.3kg/株)でした。昨年の方が良かったことになります。
マルチの有無による差
差はマルチありの方が若干良いような感じでしたが大差はないと思いました。ただ差し入れの3株については収穫時期が少し早かったこともありマルチの方が少し(3株で1kg程度)良かったようです。
変色の原因は
一番の成長時期に一部の葉が褐色に変色したのが地中の芋の成長の変化を表しているいるのかも知れません。株によっては小さな実を数個付けているものや殆ど消滅した株がありました。残留肥料の影響などもあったかも知れません。
味は
何回か食べてみましたが里芋本来のほくほくして煮崩れもなくとても美味しかったです。美味で材料の組み合わせも多く使い勝手のある食材ですね。
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まとめ
- 収穫量が想像していたよりも良くなくて残念です。生育状況を見る限り秋口までは順調のように見えたのですがそれ以降に一部の株の葉が変色したのが気になります。
- 食用の里芋は種芋として使用できることが判った。マルチ畝は7年以上前に栽培した場所ですが連作障害はないと考えています。肥料の種類や量が適切であったのか検証したいです。
最後までご覧いただき有難うございます。