土竜(モグラ)叩き(2021/12/05)
目次
土竜(モグラ)叩き
やっと落ち着いてきた
12月に入って1年経つのが大変早く感じるようになりました。
このところコロナの第5波がやっと落ち着き一息ついたところです。全国の新規感染者が11月末時点では100人を切る水準まで(直近では100人を少し上回っている)下がってきています。何とかこのまま今の低水準で推移することを願うばかりです。
土竜(モグラ)叩きとは
皆さまよくご存じのように;ー
(1)「制限時間内に、複数の穴から顔を出す土竜の頭をハンマーで叩いて得点を競うゲームまたはそのゲーム機のこと」です。転じて
(2)「一か所を制圧すると別の場所で次々と新たな活動を開始するため、なかなか終わらないものの例えで、処理するあとから次々と問題が生じて切りがない状態のこと」を言うとあります。
変異株発生とワクチン開発がちょうど土竜叩きにそっくりです。強力で変異株を鎮圧出来るワクチンと広く効果がある治療薬の開発が実現しない限りこのゲームは続きそうです。
ウイルスの名前
変異ウイルスが発生した順にギリシャ文字のアルファベットを頭につけて付けて区別しています。α、β、γ, δ、があり今回ο(オミクロン)型まで来ました。それぞれ特徴が判っていて必要な対策も採られています。
未だ使い終わっていないギリシャ文字はν(ニュー)とξ(クサイ)を含めて11文字ありますが、これらの文字を使い切ったらおひつじ座、おりおん座などの星座の名前を使うかも知れないと言われています。
ο型変異株は
ο型変異株は11月下旬に南アフリカで発見されたと言われていますが、この時点より以前に発生していた可能性や欧州のある国では感染者がいた可能性などの情報が出てきています。またこの変異ウイルスは感染力が強いと言われていますが重症化率、ワクチンの有効性などなどを含めて詳しいことは未だ判っていません。近いうちに明確になることが期待されています。
オミクロンについては詳細は
まだ不明
距離を保つことは感染予防の
基本
マスク、消毒、うがいなども
感染予防の基本
コロナウイルスの感染状況
オミクロンについて今時点で判っていることについてはこちらにその概略が纏められているのでどうぞご覧になってください。
また各国の感染状況については日本経済新聞社の「新型ウイルス感染世界マップ」が大変判り易いです。是非ご覧ください。
また国内、海外の新型コロナウイルス感染症について簡潔に纏められていますのでどうぞご覧になって下さい。⇒ こちら
オミクロン株で判ってきたこと
ごく最近分かってきたことは時事通信社によれば;ー
オミクロン株の特徴として
(1)感染力がデルタ株より強くなった可能性
(2)感染しても軽症・無症状で済む傾向
(3)スパイク(表面突起)タンパク質に約30か所の変異
(4)ブレイクスルー感染の報告が相次ぐ
などが判ってきたと言います。既存のワクチンを2回接種しても感染するということでしょうか。軽症で済んでくれるといいですね。
世界的な感染拡大を防げるか
12月5日現在オミクロンは世界各地で市中感染が見られています。東京オリンピックは1年延期になりましたが、北京オリンピックは2か月後に迫っていますが果たしてどうなるか。パンデミックの始まりにならなければよいがと心配されます。
国民の生命財産を守る
国民の生命財産を守ることは国の最重要課題であると思います。出来るだけ早く国産化の道を開いて頂きたいと思います。現在はワクチンも治療薬も海外メーカーに頼っているわけですが、何らかの理由で供給を断られたら国民はどうなるでしょうか。これはコストの問題ではないと思います。
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まとめ
- オミクロン株という新たな変異株が発生して世界的な流行の兆しがあります。何とか抑え込みたいです。
- 前にも書きましたが、国産の強力なワクチンと治療薬早急に開発して頂きたい。100%外国メーカーに頼ることは国民の生命財産を守る点で好ましくないです。わが国には技術力も資金もあると思います。
- 今回のオミクロン株には直接関係ありませんが、数十年に亘る停滞を打破するためにも国内投資をもっと増加するようにして頂きたいと強く願っています。
最後までご覧いただき有難うございます。