オミクロン株の次は?(2022/01/26)
目次
オミクロン株の次は
今日本ではオミクロン株(ο)の流行のピークを迎えようとしています。これまでのアルファ(α)、ベータ(β)、ガンマ(γ)に続きο株の流行がそうであったようにピークを迎えた後は沈静化しています。
その後は新規感染者数も低い水準で横ばいとなっています。新型コロナウイルス感染者の数に推移や感染状況は日経新聞社の「新型コロナウイルス感染 世界マップ」はこちらからどうぞ。
今回のオミクロン株についても幾つかの試算があり、いずれもここ数週間のうちにピークを迎えあと減衰していくと予想されています。
オミクロン株の特徴
最初にパンデミックを迎えた南アの例を見ても感染力はデルタ株より数倍強いが入院率、重症化率や死亡率は低いなど同様の傾向がみられるようです。ただ感染する人の割合は若い人の割合が高い点は注意点で、基礎疾患がある高齢者が罹患した場合は重篤化し易いのではないかと指摘する専門家もいます。オミクロン株の特徴についてはこちらもご参照ください。
オミクロン株の次は
筆者の如く全くの素人にとってもオミクロン株の次はどうなるのかと言うことです。オミクロン株の次はないのではないかと主張している著名人もいます。例えばWHOの欧州の専門家やWHOの専門家などは現在のようなパンデミックは終わりではないかと言っています。また米国CDCの責任者 はオミクロン株流行はパンデミックの「終わりの始まり」になるのではないかと述べています。
新型コロナは「風邪」になる
新型コロナは外来診療出来る風邪になっているのではないかと主張されている専門家もおられます。「オミクロン株が世界中に広がり、デルタ株を駆逐してくれたほうが、人類にとってありがたいことだと思う。オミクロン株に置き換わったほうがトータルで死者は減るかもしれないという意味では、コロナ禍の救世主といえるでしょう」
「7、8月までには、新型コロナは外来で対処できる風邪になっていると、私は予想しています。そのころまでには、国民のほとんどが3回目のワクチン接種を終えて、抗体が十分にでき、コロナは流行しても、ただの風邪でしかなくなっていると思います。
3回目のワクチン接種と並行して、指定感染症を外す議論を進めていくべきです。今年はコロナ禍に区切りをつける年にしなければなりません」と主張されています。
一方ではオミクロン株の流行(=第6波)はピークアウトしないかも知れないとの見解を表明しているところもあります⇒ こちら。英国の保健当局はオミクロン株(BA,1)の亜種である(BA,2)の感染拡大に注目しています。デンマークを始め欧州ではこの(BA,2)の拡大が進み(BA,2)が(BA,1)と置き換わっているのではないかと調査検討をしているといいます。
オミクロン株亜種(BA,2)とは
この亜種(BA,2)の特徴についてはまだ何も判っていないようでうが、ただオミクロン株(BA,1)と比べて感染力が一段と強いのではないかと考えられています。一部ではオミクロン株の2倍の感染力があるのではないかとのほうどうもあります。最近の報道では「ステルスオミクロン」と称されるオミクロン株の亜種が欧州を中心に流行してきました。
ステルスの意味はPCR検査では判別しにくい株のことで最終的にはゲノム検査で判断することになるので時間が掛かるのだそうです。欧州では全感染者のうちの約50%以上がこのステルスオミクロンと言われています。日本では約10%程度だそうです。今後拡大するのでしょうか。
抜本的なワクチン開発を急げ
これまでの第1波から第6波までの対応はいささか「土竜(モグラ)叩き」的でした。やはり抜本的な効果のある国産ワクチンと治療薬の開発を急いで欲しいと思います。日本の技術力、資金力をもってすれば大いに可能性ありと思います。日本人の生命が他国の薬剤に異存せざるを得ない状況は早く解消して欲しいですね。
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まとめ
- オミクロン株の次は新たな変異株が現れるのか、それともオミクロン株で収束して風邪程度になるのでしょうか。素人の筆者には判りません。ただ言えることは早く収束して平常な社会に戻って欲しいと願うばかりです。
- 前にも書きましたが、抜本的効果のある国産ワクチンと治療薬を早急に開発して欲しいです。
最後までご覧いただき有難うございます。