今年のジャガイモ栽培(2)(2022/03/21)
目次
ジャガイモ
発芽が早い
前述のように今年は;ー
(1)初めてマルチを使い2条植えにした
(2)種芋は男爵とメークインの2種類。メークインは初めて使用。
(3)切り口の木灰処理はせずに天日乾燥にした
ことなどがこれまでの栽培と異なる点です。
定植が2月21日、発芽は3月17日に男爵23個所全部、メークイン18個所確認した。定植後24日目となりこれは想定よりかなり早いです。やはりマルチの効果は大きいですね。それと定植時の催芽状況にもよります。
男爵は定植時の催芽が良かったので発芽が早い
半面あまり早いと遅霜による被害が心配になります。これまでに何回か遅霜の被害を受けたことがあります。
因みに昨年の筆者のマルチなしの例では定植後24日目に3個所の発芽を確認しています。
マルチ栽培で気を付けること
3月後半になると晴天の日は黒マルチの温度が上昇するので、折角発芽してくる新芽を焦がさないように気を付けます。作業としては黒マルチを下から押し上げている芽の周りを少し切って外にだしやる必要があります。
今後の作業は
芽欠き(間引き)
種芋から出る芽が伸びて草丈が10cm位になったら丈夫そうな2本を残して芽欠きをします。あとはマルチ栽培の場合草取り、追肥、土寄せなどの作業が必要なくなるのでかなり楽になります。筆者の場合追肥相当分として定植前にぼかし肥料を少量条間に施しておいた。
ジャガイモの花
4月中頃になると草丈が伸びて大きくなります。あまり見られませんが時に花を咲かせることがあります。丁度ジャガイモが大きくなり始める頃なので花が咲いたら摘んでおきます。
春野菜
キャベツ、白菜、レタス
春野菜として今年もキャベツ、白菜、レタスを定植した。例年ですと苗の数も多いのですが今年は玉ネギとニンニクを多く植えたこともあり場所がない。ご覧のようにキャベツ2株、白菜4株、レタス4株に減らしました。
配列:手前から、購入苗
キャベツ/レタス/白菜/レタス
キク科のレタスを間に挟んだ
玉ネギもニンニクもこれからどの位球根が大きく太るか見てみたいと思います。
コンパニオン・プランツ
レタスはキク科の野菜で、キャベツや白菜、蕪などのアブラナ科の野菜のコンパニオン・プランツとなっています。筆者は数年前にこの組み合わせを利用して無農薬で食害の少ないキャベツや白菜を作ったことがあります。
その時の栽培についての報告は以下ののようなものがありますので参考にして見て下さい。もちろん畑の条件によって異なりますので必ず上手くいくとは限ませんが。
大根
場所がないので青首大根は間に合えばニンニク、玉ネギを収穫した跡に播種しようかと考えています。
中カブ
2月25日に播種した中カブは暖かい日が続いたために早くも3月4日には発芽していました。この場所は前作が青首大根、前前作が中カブで今回が再び中カブとアブラナ科が春、秋、春と3シーズン続くことになります。
間引き:2回目3/20実施
目標:直径=10cm以上、重量=1.0kg以上
中カブ:直径=12cm、重量=1.3kg
白菜:2.0kg
中カブ;直径=13cm、重量=1.1kg
栽培面積が限られた家庭菜園では栽培のローテーションが上手くいかずこのようなことが起こります。青首大根までは良いものが採れました。連作障害など含めどのような結果になるか見てみたいと思います。
玉ネギ
定植時に水を遣り過ぎたためか生育が悪く途中で枯れる苗が出てしまった。ネギ類は一旦活着すればあとは基本的には乾燥に強いので給水はそれほど必要としないです。欠株もありますがその後少し回復しています。追肥は8-8-8化成肥料と日にちをずらして苦土石灰を少量施しています。
ニンニク
発芽にバラツキがあり、追加で植えた未発芽の個所は2個が発芽する始末でした。結局1本を玉ネギの欠株個所に移植するはめになってしまいました。成長自体は何とか上手くいっているようです。追肥は玉ネギと同じように実施した。
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まとめ
- 例年各シーズン毎に同じような野菜を栽培していますが、栽培方法は同じにしても収穫に大きな差が出ます。春、夏、秋と最も忙しくなる時期です。
- 今シーズンの新しい取り組みは「ジャガイモのマルチ栽培」と「中カブの連作」です。今年はどんな野菜が採れるのか楽しみです。
最後までご覧いただき有難うございます。