今年のジャガイモ栽培(3)(2022/04/06)
ジャガイモの芽欠き
マルチ栽培なので発芽もその後の成長も露地栽培よりは早いようです。芽欠きを予定していた日は雨となったので延びて今日になった。
間引き
間引きはその後の成果を決める結構大切な作業です。普通のやり方は1株から伸びてきた芽のうち強くて元気そうな芽を1~3本残して残りの小さい芽や弱そうな芽は除きます。
芽が1本ならかなり大きな実が採れるし、2本ならほぼ標準的な大きさの実が採れ、3本ですとやや小ぶりの実が採れるようです。根が吸収する周りの土壌の栄養分と実を太らせる空間の大きさによるのでしょうか。
昨年との比較
同じ男爵種芋で昨年と比べると;ー
表ー1
種芋=男爵 | 2022年 | 2021年 |
定植法/畝 | マルチ/2条/千鳥 | 露地/1条 |
定植日 | 3月22日 | 3月21日 |
発芽開始~完了 | 3月13日~17日 | 3月16日~22日 |
低温凍傷 | やや強い/発芽後 2回みぞれ |
軽微 |
芽欠き/除草/追肥 | 4月5日/除草・追肥なし | 3月29日 |
今年の冬は寒い日が多かった。2月以降暖かい日もあったが寒暖差が大きく当地方でもみぞれや降雪の日があった。このため筆者より2日ほど早く定植したジャガイモ(マルチ、1条植え)は3株ほど枯れてしまったようです。
ただ筆者も遅霜の被害で経験がありますが、ジャガイモは暫くすると種芋の別の芽が出てきます。これはジャガイモの良いところです。やはり定植時期は3月に入ってからの方が安全です。
芽欠きは
男爵株は芽欠き時期が遅れたために芽が強く伸びてきて抜くのに力が必要でした。
他の春野菜は
キャベツ、白菜、結球レタス、中カブそれにそら豆はいずれも順調です。筆者の経験では春は秋に比べて虫による被害は少ないように思います。玉ネギ、ニンニク前回の報告以降は順調です。
そら豆にはその後アブラムシの付着は全く見られないです。花は多く咲いていますが未だ実は付けていないです。
夏野菜は
夏野菜の本格的に開始するのは当菜園ではだいたい4月です。4月は初めに所定の肥料(牛糞堆肥、有機野菜の土、ぼかし肥料、化成肥料、苦土石灰)を施して耕運機で良く耕して幅70cm高さ5cm長さ4mの1畝にマルチを張り約3週間肥料と土を馴染ませます。
今年も定番のナス、トマト、キュウリの3種にゴーヤ、場所があればオクラ、ピーマンなどを植えたいと思います。連作障害が強いナス科のナス、トマト、ピーマンとそれにウリ科のゴーヤは例年とおり接木苗を購入して使用する予定です。
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まとめ
- ジャガイモのマルチ2条植え栽培は初めての方法ですが、定植後の最初の芽欠き作業をした。男爵は芽が伸びすぎて芽を欠くのに思いのほか力が必要でした。除草、追肥、土寄せが必要ないので全体の作業は楽になったです。あとは5月の収穫を待つのみです。
- そら豆と春野菜については経過報告です。そら豆は全くの初めてなので今後どんなハプニングが待っているかです。
最後までご覧いただき有難うございます。