玉ネギの直播栽培(2)(2022/10/09)

目次
玉ネギを直播でつくる
10月5日の雨を境に急に寒くなり昼間の最高気温も12~13℃まで下がってきました。来週は平年の気温に戻るとのことですが気温差が大きいです。
畝に直播する
前回も報告したように家庭菜園規模では玉ネギの栽培は普通は苗床で造った苗を定植します。今回は直播栽培玉ネギを作ってみたいと思いやっています。直播した苗が大きくなってきたので今日は発芽しなかったマルチ穴に移植します。
玉ネギ用の畝は大小合わせて3畝を用意した。
第1畝
この畝は直播き栽培の本栽培のつもりで準備しました。播種時期はまだ暑い9月4日。
播種した品種 | 超極早生 サラダ玉葱 |
貝塚早生黄 |
播種個所 | 55 | 65 |
発芽個所 | 18 | 49 |
発芽率(%) | 33 | 75 |
超極早生サラダ玉葱の発芽率が極端に悪いのは直播には不向きで、種子袋に表示されいるように育苗箱や育苗トレイなどでで丁寧に苗作りをしなければならないようです。
全体では播種個所120個所のうち不発芽+発芽後枯れた個所つまり移植が必要な個所は54個所でした。よって発芽率は播種したマルチ穴基準で55%となります(10/8現在)。
第2畝
この畝は本栽培と一部苗採取用として種子は少し多めに播種した。畝全体としては貝塚早生黄、泉州黄玉葱、ニンニク(9/4定植)でそれぞれ約1/3づつです。
播種した品種と個所は;-
(1)貝塚早生黄:播種:40個所、発芽:32個所。発芽率=80%
(2)泉州黄玉葱(中生種):播種:44個所、発芽:42個所、発芽率=95%
第3畝
サツマイモの跡に短い1畝を用意した。第2畝の黄玉葱苗が余りそうなので少しずつ移植をしているところです。
生成した苗は
育苗日数が短いために市販の苗より小さめで概ね草丈が10~15cm程度でした。本当はもう少し大きな苗にした方が良いと思います。
今後は
まず第一にすることは移植した苗を活着させることです。昨年は移植後水をやり過ぎた為か枯死する苗が出てしまった。一旦活着すれば余り注水は必要ないようです。
生育状況をみて早生は年末頃から2~3回化成肥料を追肥します。止め肥は来年2月下旬頃行う予定です。
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まとめ
最終的には収穫完了で判断されますが、良い苗が出来なければ話になりません。
- 極早生サラダ玉葱はやはり専用の育苗箱と育苗培土で苗を作る方が良いよいようです。定植後活着後までの水分管理は重要だと思います。
- 貝塚早生黄や黄玉葱の方が丈夫に発芽するような感じです。
最後までご覧いただき有難うございます。
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