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玉ネギの直播栽培(4)収穫編(2023/06/02)

2023/07/20
 
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はじめに

 

今春収穫の玉ネギは全部種子の直播きでやってみた。これまでも一部直播でやってはいたのですが。
目的は直播の方が手間がかからないのではないかと思ったからです。

 

最終的には苗の場合であれ時播きであれ出来た玉ネギが良いものでなければなりません。泉州玉葱黄もやっと収穫を終えたのでどうなったか見てみました。今回のケースでは大きな差が出てしまった。果たしてどうなったでしょうか・・・。

 

玉ネギの直播栽培

 

使用した種子

 

貝塚早生と一部超早生(サラダ用)と中晩成の泉州玉葱を使用。
播種:2022/09/03
畝:早生用:1、早生,中晩成、ニンニク、各1/3、中晩成:約0.8、
畝:80cm幅✕5cm高さ、5穴マルチを張る

 

初期の生育状況

 

発芽の状況:発芽用の土ではないので発芽率は良くないが、発芽しなかった穴には再度播種した。
初期成育:9月上旬は当地では未だかなり気温が高い日が多いので、超早生、極早生苗は生育中に枯れる個所が多かった。苗が少し大きくなった時期に余った苗を枯れた個所移植した。

 

9月中旬以降、気温が落ち着いたら早生、中晩成の苗は順調に生育していった。順調な生育は今年の1月までは続いた。この間早生苗は根の部分が結球化を始めていた。この調子で生育してくれと正直思いました。

 

気温の変化

 

1月下旬から2月中旬頃まで気温の上下の変化が大きく早生の生育に大きな影響を与えた様です。葉が枯れたり酷いのは葉と球の付け根付近が腐ったものも何個か見受けられました。早生が個売れ程低温に弱いとは知りませんでした。前に報告した通りトンネルを掛けて保温をするべきでした。

 

この間中成貝塚黄には余り大きな変化は見られなかった様です。貝塚黄玉葱は球径が大きい立派な玉ネギが採れました。

 

この菜園仲間でも早生種は球が割れてものが多く生成し今年の出来栄えは余り良くなかったと言っていました。この人もトンネル掛けはしていなかったです。この菜園の周辺付近では玉ネギの栽培にトンネルを掛ける人は少ないようです。

今春の気温の急変時の玉ネギに対する影響は

(1)葉が枯れてきた
(2)球が2つに割れてきた

霜が降りると葉が枯れることはよく見られますが、球が2つに割れる現象が始めての経験です。苗が2つに重なったものが大きくなったものとは違うように見えます。早生畝のほとんどの球が二股になっていました。

玉ネギ畝(左:早生、右:早生、中晩成、ニンニク)(2/8)

畝左、早生、右早生中生ニンニク、このじてんでは苗は元気、(12/27)

早生畝で霜害の酷い個所畝の北側(2/8)

気温が低い状態が通いたあと急に暖かくなると成長が急に促されて球が割れてしまうのか良く判りません。どなたか詳しい方に教えて頂きたいものです。

この菜園ではトンネルを掛ける人は余りいません。しかしこれからは早生種を栽培する時はトンネルをか開けた方が良いようですね。

 

収穫量

 

表-1 早生と中晩成品の比較

 

品種 播種
使用した畝
霜など低温に
対する被害
品質 収穫量
貝塚早生黄 09/03
1.3畝
大きかった 不良、二股球
が多い
16.5kg
泉州玉葱機 09/03
0.8畝
軽微 球が大で良好
が多い
21.7kg

収穫種した早生玉ネギ、7.0Kg(4/27)

二股が多くサイズも小さいものが多かった。

収穫した泉州玉葱黄(5/27)

葉で1日乾燥
収穫量:10.9kg
結球が大きく二股はほとんどなかった。
品質:良好

泉州玉葱黄の状態(2/16)

畝:0.8,白いトンネルのキャベツ畝の分だけ他の畝より短い。収穫後の土を病気のサツマイモの土と入れ替えた。(7/20追記)。

苗の本数を数得ることが出来なかったので品種別収率は算出することが出なかったのは残念でした。

 

直播栽培について

 

大見得を切ってやってみたのですが、早生の品質が悪すぎたので比較をすことが出来ない位です。失敗(主として二股球を生成したこと)した原因は恐らく気温の大きな変動あったのかなと考えてはいますが、ほかにも何かあるのかも知れません。

大規模農場では実行されていますが(例えばこちら)、家庭菜園規模で直播栽培が上手く行くか試したかったのですが、今年は失敗しました。

菜園仲間の人も今年の玉ネギの出来は良くなかったと言っていました。菜園仲間で初めからトンネルを掛けていた人は一人だけいました。

 

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まとめ

 

(1)前回も書きましたが、早生種は低温と気温の変化に弱いようなので防寒用のトンネルを掛ける必要がある。

(2)露地栽培の場合、早生種は温度の急変(多分急上昇)に弱いので結球が2つに割れてしまうようだ。

(3)泉州玉葱黄(中晩成種)は同じ露地栽培で余り影響を受けなかった。筆者の今回の栽培の場合影響はほとんど受けずに大きな球が多く採れた。

 

最後までご覧いただき有難うございます。

 



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