里芋の催芽と定植(2021/05/08)
目次
里芋の催芽と定植
里芋の催芽
3月20にホームセンターで種里芋の販売を始めたので早速買いに行った。食品スーパーではなかなか販売していないセレベスを1kg購入、これに食品スーパーで買った食用里芋「伊予美人」と「ちば丸」を種芋として使用することにした。
この辺りの状況については前のポスト「芽出し種里芋をつくる 」をご参照ください。
露地栽培なので
3月から4月にかけて当地では夜間の気温は10℃以下になる日が多く遅霜が降りることもあります。そんな中での露地栽培で芽出しをするには保温と保湿が一番大切です。4月15日に伊予美人1個が最初に発芽した。ばらつきが大きいです。
以後順次発芽して5月4日現在伊予丸4個、ちば丸4個、セレベス5個が発芽しています。ただ問題は写真でご覧のように生育に大きな差があることです。
本葉を出した種芋は早く定植する必要があると思います。一方セレベス4個、伊予美人1個、ちば丸1個はまだ発芽していません。腐ってなければよいがと気にしています。
種芋の状況は
種芋を置いた育苗トレイを取り上げた。トレイの芽の外へ根や芽を張りだしていたので取り出すのに一苦労でした。苗自体が大きくなり過ぎたためでした。
また残念なことに未発芽のセレベス3個のうち2個は腐っていました。初めての作業で満足出来るものとはならなかった。
1 定植が遅れ苗が大きくなり過ぎた
2 芽や根が育苗トレイの目の外に伸びてしまう
3 取り出すときに芽や根を痛める
4 種芋が大き過ぎたかもしれない
5 催芽をする場合は育苗ポットを使用した方がよい
畝作り
畝作りはタイトロープだ
里芋の畝としては日当たりや水はけなどを考えると現在栽培中の九条ネギ、玉ねぎ、中蕪の畝とその隣のキャベツ、白菜、大根の春野菜畝が良さそうです。
引っ越し作業
まず少し早いですが、ニンニクを収穫して場所を空けることにした。この跡に九条ネギを仮移植した。玉ネギも少し早いですが収穫し、隣の蕪も葉が黄色くなってきたので13個全部収穫した。収穫後のこの畝を整備してセレベス(赤目大吉)用の畝にしようと思います。
伊予美人とちば丸の畝は隣の春野菜の畝を使用することにした。里芋の発芽の状況によっては残っているキャベツ、白菜、大根は直ぐに処分しなければなりません。
収穫量:1回目、5/2,0.9kg
2回目、5/3, 1.8kg
合計、2.7kg、定植した種球は昨年より多くした
生育状況:2020年12月頃からおよそ10株位が
成長が止まり茎が小さくなった。球根は小。
定植日:2020/09/02
2020年収穫量:1.8kg
伊予美人とちば丸はいずれも晩生ないし中晩生なので、これで一畝作ることにしています。場所は春野菜畝が良いのですが白菜とキャベツは既に収穫出来る状態です。大根はまだ小さく収穫までには日数が掛かりそうです。
食用男爵が余計だった
畝作りに苦労する原因の一つは1畝分作り過ぎたことにもあります。芽を出した自宅の食用男爵イモを種芋にして予定外に作ったことです。この男爵イモは現在順調に生育中です。いずれにしても近日中に結論を出さなければなりません。
玉ネギの収穫
時期としては5月末くらいが良いのですが待てないので、まず1/4畝分の玉ネギを収穫することにした。7.4kgありました。2個所合わせて1畝分弱です。玉ネギ出来は良さそうです。全部収穫したところで報告します。
畝は平畝に近い
あまり肩を上げずに平畝に近い畝を作ることにした。やや深めに耕し牛糞堆肥、有機肥料の土、EMぼかし肥料少々、苦土石灰、化成肥料を施し耕運機で良く耕した。95cm幅のマルチをはり仕上がりをマルチ幅約75cmとした。
種芋の定植
マルチの中央に株間45cmで定植。本当は50cm以上欲しいところです。種芋の設置深さは約10~15cm。結局セレベス芋6個を定植したところで雨が降り出したので本日の作業は終了した。
1 葉がこの程度に大きくなると根も
かなり伸びている
2 やはり定植が遅れた感じ
第一畝
1 手前2株,ちば丸、次の1株伊予美人
2 奥6株はセレベス
残りの3穴には葉が大きい順に伊予美人1株とちば丸2株を植えることにした。従ってこの畝はセレベス、伊予美人、ちば丸の「混載畝」となってしまった。
残りの種芋については隣の春野菜畝を整理したあと定植したいと思います。
まとめ
- 初めて露地栽培で里芋の催芽をしてみたのですが、種芋を固定するのに育苗トレイを使ったのが余り良くなかったかなと考えています。
- 畝の準備が間に合わないなかで、催芽が進んだので苗が大きくなってしまった。今後なんとか上手く生育させたいと思います。
最後までご覧いただき有難うございます。