概ね良さそうだ(2019/11/08)
目次
秋冬野菜は
11月になりましたが、これまでのところ暖かい日が続いています。暖かいのでいつまでもモンシロチョウを始め大小のチョウ類が畑を飛び回り野菜に卵を産み付けています。
数が多いのはモンシロチョウですが孵化してアオムシとなりキャベツ、白菜、ブロッコリーなどの若い葉から食い荒らします。酷い葉は葉脈を残して穴だらけになりました。
防虫ネットを外す
今秋になって昼間の気温は20℃程度で暖かいのですが、夜はやっと10℃以下になってきたのでキャベツ、白菜畝の防虫ネットを外しました。
金網フェンスの隣は専業農家の畑で、今年は直ぐ近くにキャベツ、白菜、大根を大量に栽培していて定期的に防虫剤の散布をしています。気のせいか蝶類がこちらの菜園の方に飛んでくるように感じます。
キャベツ
外葉が喰われていますが、内葉は喰われていないようです。昨年秋の食害に比べれば軽微な方です。この程度であればまずはひと安心です。大きいキャベツはあと1週間くらいで収穫出来そうです。
白菜
こちらも外葉は喰われていますが、内葉は大丈夫のようです。まだ全体が固くなりきっていないのでもう少し経ってから収穫した方が良さそうです。
キャベツも白菜も昨年の喰われ方に比べれば遥かに今年の方が良いので、レタスとのコンビネーション栽培は防虫に関しては100パーセントではありませんが効果がありそうです。
その他の野菜は
ブロッコリー
キャベツや白菜と同じアブラナ科で小さな苗の段階ではキャベツとよく似ています。こちらは途中から急速に背丈が伸びるので隣の畝に2本の苗を植えました。防虫用のネットもレタスもなく害虫に対しては無防備状態でした。
案の定、前回ご紹介したように虫に徹底的に喰われて大きな下葉が葉脈を残して無残な姿となりました。一時は枯れてしまうのではないかと心配するほどでした。ほとんどがアオムシで結局手で摘まんで駆除しました。虫が少なくなると葉が元気になり中心に蕾が生成してきました。
前回はバッタによる食害と書きましたが、その後の被害の状況を見るとむしろアオムシによる食害ではないかと思います。
大根
大根もアブラナ科に属します。間引きして葉が10㎝程度になった時にやはり虫に喰われていました。防虫ネットを掛ける菜園仲間もいますが、筆者は例年ネットは掛けません。枯れてしまう苗もありますが、大部分は食害を乗り越えて生育してくれます。
蕪(カブ)
蕪もやはりアブラナ科なのですね。9月25日に播種した蕪は発芽は順調。間引き後、葉が大きくなったところで盛んに虫に喰われました。虫食い苗は間引きして廃棄。葉がかなり大きくなったところで虫害は少なくなり生育が良くなりました。播種後およそ2か月の11月25日頃が収穫時期です。
安納芋
今年の安納芋は7月頃から葉に穴が空いて畝中に広がりました。仲間のサツマイモの葉にも同様に穴だらけになっていました。この原因はよく判らなかったのですが、前回報告したようにどうも「蛾の幼虫」である「ナカシロシタバ」や「エビガラスズメ」などが犯人ではないかと思います。
収穫量は昨年比でかなり悪くなりました。大きいサイズのものもあったのですが、昨年は32.2㎏に対して今年は22.7㎏で約2/3程度でした。仲間の一人も今年は全くダメだったとがっかりしていました。蛾の幼虫による害がこれほど大きいのかなと思いました。
例年同じ場所に植えているのですが、サツマイモの跡には他の野菜を植えているしサツマイモは連作障害はないと言われていますので何か他に原因があるのかも知れません。
ニンジン
7月5日に播種した「黒田五寸」を現在収穫中です。真夏の水遣りには苦労しましたが、今年は今までにない位良いニンジンが採れています。サイズとしては2~3Lクラスのものもあります。「安納芋の葉は穴だらけ」2019-10-25 の「ニンジン」の項にも書いています。
まとめ
- 野菜の栽培は害虫との戦いです。
- 秋野菜の総括は先になりますが、どうも狭い面積の菜園で栽培野菜のローテーションを考えているつもりですが、同じように栽培したつもりでも出来不出来が出てくるのですね。
- それに毎年気候条件が同じではありませんから一層差が大きくなるのでしょうか。そこがまた家庭菜園の面白いところかも知れません。
「キャベツと白菜のその後」2019-10-06 もご参照頂ければ有難いです。
最後までご覧いただき有難うございます。