発展する国インド(1)(2018/11/30)
目次
初めての印象は
インドに行かれた方も多いと思いますが、筆者は所用で何度もインドへ出かける機会がありました。初めて出かけたことろはニューデリーでした。ニューデリーの空港に降り立った時に高温による熱気と人の多さと少しばかりの抵抗を感じました。
国の発展力は子供にある
世界中で中国に次いで人口が多い国ですから人が多いことは初めから予想はしていたのですが、やはり多かったですね。筆者が関心を持ったことは何といってもその子供たちの数の多さでした。
子供は「宝だ」といいますが、まったくその通りだと一連のインドの仕事を通じて感じたところでした。
国連が2018年6月に発表した「世界人口展望2017年改訂版」では、インドの人口は13.4億人、中国は14.1億人となっていますが、2024年にはインドは14.4億人、中国は横ばいでインドが中国を追い抜き世界一となると見込まれています。
見直すたびに追い抜く年次が早まっているようです。以後インドは増加、中国は減少に転じて2050年にはインドが16.6億人、中国が13.6億人となると見込まれています。
インド門(India Gate)については下記のポストもご参照ください(追記、2020/12/05)。
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人口減少はどの国でも問題
さらに人口が増加しない場合や特に減少する場合は国の経済全体にとっても個人にとってもいろいろ問題が出てくるようです。日本も現在人口減少で悩んでいる国の一つです。人口減少は経済発展には大きくマイナスの影響を与えます。難しい問題ですね。
インドとパキスタン
難しい話はこの位にして、インドはデカイ国なので地域によって宗教、生活、習慣、食物などかなり大きく違っているようです。現在のパキスタンとバングラディシュはかってはインド帝国としてイギリスの植民地でしたが1947年に分離独立して現在の形になりました。分離の主な理由はインドのヒンヅー教とパキスタンのイスラム教と相いれない二つの宗教にありました。
タージマハル
日曜の休日に時間が空いたので、急遽日帰りでタージマハールの見学に出かけることにしました。タージマハルのあるアグラまでは、列車でも車でもおよそ3時間余りで着きます。、筆者たちは車を雇って高速道路を走りほぼ予定通り到着しました。
入口の門をくぐると通路が真っすぐと伸びてその先にタージマハルの建物があります。この白い霊廟を見た瞬間余りの美しさに息が止まりそうでした。
タージマハルは、17世紀頃にこの地を支配していたシャー・マハルが若くして亡くなった妻ムムターズ・マハルのために31年の歳月を掛けて建造したイスラム様式の霊廟です。内部にはムムターズのお墓があります。
アグラ城
同じアグラ市内には赤い城で有名なアグラ城があります。デリーからアグラへの遷都によりアクバル皇帝により建造され1573年完工したものです。タージマハルを建造したシャハーンまでの3代の居城となった。
タージマハルもアグラ城もいずれも世界遺産に指定されていて、アグラ観光のルートに組み込まれています。真っ白な大理石と赤砂岩の赤とのコントラストも面白いと思います。
インドのカレー
インドのカレーは北と南では使用する食材や味付け、スパイスなどで違いがあるようです。牛を食しないことは北も南も当然ですが、まずベースとなる主食は北インドでは小麦粉を使い、南インドではコメを使います。
北インドでは
北インドとはカレー的には、南部4州を除く首都とデリーを中心とした北部の各州です。北インドでは主食には私たちもお馴染みの小麦粉で作ったナンやチャパティーですね。使用する食材は牛乳、クリーム、バター、カシューナッツなどす。
またスパイスはクミン、ウコン、カルダモンなどが良く使われていて、カレーに味付けや風味を出すために量の違いや加熱の仕方などによりそれぞれ違ったカレーに仕上がっているようです。筆者にとってはとても辛く感じましたが、その土地で食すると美味しく感じてきます。
南インドのカレーについては、チェンナイ(旧マドラス)やツチコリンに長期滞在したことがありますので、その時の話と合わせて触れたいと思います。
北と南のカレー味の差はその地域の気候にあると思います。北部の州は乾燥していて小麦の栽培に適してす。一方南部の4州は熱帯モンスーン地域に属していて雨が多く稲作に適しています。これが主食のナンと米に現れているのではないかと思います。
まとめ
インドは多くの可能性を秘めた発展する国と感じました。歴史が長く旅行者にとって未知が多く魅力のある国だと思っています。インドはIT大国で、グーグル、マイクロソフト、アドビなど指導者はインド出身者です。
この項はもう少し続きますがどうぞご覧になって下さい。有難うございました。
追記:画像が崩れた2枚(ニューデリーの高層ビル群、アグラ城から見たタージマハール)を追加しました(2022/03/25)。