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古代ローマ水道は(2022/08/03)

2023/01/27
 
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ローマ水道は

 

そもそもローマ水道に興味を持ったのは筆者が初めて訪問したトルコの首都アンカラ市街地入口にあったローマ水道の遺跡を観た時からです。

古代ローマ水道橋については前に概括的に書きました。今回は紀元前300年頃から建設が始まったと云われる古代ローマ水道橋についてもう少し見てみたいと思います。

 

建設の目的は

 

 

建設の目的

 

古代ローマではローマなどの大都市へ大量の水が供給された。その目的は主に次の通り。

(1)都市の飲料水や生活用水
(2)工場用水

穀物や野菜、果物などの栽培に必要な農業用水は特に水路を造って供給する必要はなかったのですね。

 

供給量

 

(1)イタリア、ローマ市へ供給量:100万トン/日、11系統の水路経由
(2)フランス、ニーム市への供給量:約2万トン/日、ポン・デュ・ガール水道橋経由

この他にも古代ローマ帝国の勢力圏にはこの水道が建設され今日まで残っているのものがあります。例えば下記のような例があります。古代ローマ都市部の人口は2世紀頃で100万人であったといいます。

 

建設実施例

 

セゴビアのローマ水道

ヴァレンス水道、イスタンブール

カイセリア水道橋.、イスラエル

ラス・ファレーラス水道橋、スペイン

水道橋公園、ローマ、イタリア

ジェ水道橋、イタリア

(1)セゴビアの水道橋、スペイン、セゴビア市
(2)ヴァレンス水道橋、トルコ、イスタンブール市
(3)カイセリア水道、イスラエル、カイザリア市
(4)ミラグロス水道橋、メリダ、スペイン

ローマのような大都市で1日100万トン位で、普通の都市では人口に対応して数万トンから十数万トン程度ではなかったかと思われます。この量を供給できる水道が建設されたことになります。

 

水道の距離

 

ローマの場合市内にある11水路の合計は350km、うち地上部は47km、他はすべて地下の暗渠を流れていたと云います。水路の最長例は2世紀にカルタゴ(現チュニジア)に建造された141km。ローマ市内供給水道11系統の中で最も長い水路はマルキア水道の91km。

 

水路建設技術

 

紀元95年にフロンティヌスは時の皇帝ネルウァによりローマの水道長官に任命された。彼はローマ水道の現状を2巻の著書に纏めて皇帝に報告した。この中には配水システムやメンテナンスについて記されているといいます。

 

配水システム

 

市街地に入るときの水路の高さ、水量、水質などを管理し水量の調節や水質が悪い時には水遣りや流水式洗浄水として、良い時は飲料水として、中間の時は風呂や噴水とする。高地⇨低地⇨高地の送水にはサイフォンの原理を利用した。また低地や川などを跨ぐ場合は水道橋が建設された。

水路の要所には必要となる不純物を除去する沈殿地や終末地点で分配施設が設備されていた。

傾斜は通常水路で1/3000とされ、これは3kmの距離で1m下がる程度の勾配に決められていたといいます。現在のような精密な測定器がない時代に、この勾配を実際にはどのようにして測定したのでしょうか。特に垂直の1mの測定をです。

 

メンテナンス

 

水路からの漏水防止、水路の大部分は区間は地下となっているので漏水防止は重要。

ローマ水道の基本となる技術はやはり石造建築技術です。

 

建築材料は

 

ローマン・コンクリートとはセメントと火山灰を主成分とした天然の塵を配合した建築材料でアルミニウム系バインダーが使用されている。現代の鉄筋コンクリートとは違い曲げや引っ張りには弱い。

鉄筋コンクリートの場合、CO2の侵入による鉄筋の劣化で寿命が50~100年程度であるのに対して古代コンクリートでは中性化してもコンクリート自体の強度は数千年間保持される。

 

水道路以外の建造物

 

主な建造物

 

ローマン・コンクリートを用いて建造された大きな建造物は数多く残っています。いずれも有名で観光スポットになっています。例えば;-

コロッセオ、ローマ

コロッセオや凱旋門もローマン・コンクリートが使用された。

カラカラ浴場、ローマ

マクセンティウスのバッシリカ、ローマ

トラヤヌス市場、ローマ

ショッピングセンター、AC100~110頃建設

ローマ水道、セゴビア

建設:紀元1世紀頃、セゴビアの街が急峻な丘の
上にあるためにこの旧市街のある丘と同じ高さの
導水路を給水源から通さざるを得なかった。

アウレリアヌス城壁、ローマ

全周19kmで、13.7平方kmの領域を囲む。
材料:ローマン・コンクリート+レンガ
厚さは3.5m、高さは8m、その後改築。

 

古代ローマ帝国の地方各地の建築物にもローマン・コンクリートが使用されていたと云います。古代ローマ人はこの建築材料を使って素晴らしい建造物を造りました。

 

古代ローマ帝国の勢力の変遷

 


勢力が最大となるのはAC300年頃
アフリカ北部、地中海沿岸からイングランド、中欧、
中東東部に及ぶ。

wikipediaより

2,000年近く経過した今日でもその建築美とそれを生み出した建築技術の素晴らしさを改めて感じざるを得ません。それにしてもローマン・コンクリートローマン・セメントを最初に考え出した人は一体誰なのでしょうか。

ヨーロッパには世界遺産が多くあります。まずはご自分の希望に沿ったところ始められたら如何でしょうか。その中でもローマは世界遺産がいっぱいあります。今は東京からローマをはじめヨーロッパの主要都市へは直行便が飛んでいます。

 

 

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ローマ以外にも多くの場所にあります。こちらのサイトもぜひご覧になって下さい。

 

 

 

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まとめ

 

  • いろいろな分野の世界遺産は各地にありますが、古代ローマ建築物はいつ見ても美しいしロマンを感じます。また古代ローマ帝国の勢力圏をこの遺跡群から見ることも出来ます。

 

  • 古代ローマの水道橋、コロッセオのような巨大な建築物や凱旋門などはローマン・コンクリートとセメントがあって完成出来たのではないかと思います。

 

最後までご覧いただき有難うございます。

 



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