畑ではいろいろあった一年( 2022/12/28)
目次
今年1年の栽培状況を振り返ると
日にちが経つのは早いもので、ついこの前まで暑いと言っていたのが、今日はこの頃は最低気温が氷点下になる日も出るようになりました。菜園仲間の挨拶も寒いに変わってしまいました。
この一年の筆者の野菜栽培成績を振り返ってみたいと思います。
(1)春野菜
ジャガイモ
何といってもジャガイモが挙げられます。今年は栽培方法を替えてみました。種芋は男爵とメークインの2種類。
- 種いイモの切断面は木灰の塗布はせずに影干しとした
- 畝幅約80cm, 配置は2条千鳥、やや密集栽培
- 植え付け後黒マルチを掛けた
結果は遅霜にも合わずに良い出来だったと思っています。
玉ネギ
品種は中晩成2種、苗作りと定植直後の一部枯死にあった。活着後は注水は余り必要ないと思うのですがどうも注水が多過ぎたのではないかと思っています。
枯死した後には苗を追加した。その後は越冬、追肥などはほぼ順調で収穫は普通程度の成績だったと思います。
そら豆
昨年播種した種豆17粒(1袋分)が全部発芽した。その後の生育も順調でした。
- 本当は3~4粒で良かったのですが残しても使い道がない
- 発芽率も100%ではないと思っていた
- 以前にスナップエンドウ越冬時に半分凍死させた経験あり
途中アブラムシに遣られましたが、大量に収穫出来ました。とても食べきれないので仲間にもお裾分けをしました。
キャベツと白菜
今春は短い1畝にキャベツ2株、白菜4株、レタス4株を2条を定植して普通の出来でした。
大根
キャベツ、白菜とは別に小さな畝を作り植えた。普通の出来でした。
中カブ
球径が10cm以上の大きな中カブは採れなかったようです。比較的栽培し易い秋作でもなかなか10cm級の中カブはそう数多くは採れないと思います。
Lサイズ未満でも千枚漬けにすればとても美味しく頂けます。害虫対策が重要です。聖護院カブはこの害虫に遣られて良いカブが採れませんでした。
(2)夏野菜
トマト、ナス
夏は野菜作りの最盛期となります。まずキュウリ、トマト、ナスが代表的な3大夏野菜で例年栽培しています。トマトとナスは接木苗を毎年購入しています。
今年はナスの挿し木苗作り試みましたが上手くいきませんでした。トマトの方が挿し木苗作りの方がやり易いと思います。
キュウリは苗作りから始めるのですが、今年はスペースの都合上前発は接木苗2株で始めました。そら豆の跡に後期のキュウリを播種し苗作りをしました。キュウリは収穫期間が短いので出来れば時期を分けて収穫を楽しんだ方がいいです。
ゴーヤ
今年は「あばしゴーヤ」ではなくて「太れいし」の接木苗を1株購入して植えた。これが良く出来過ぎて仲間にあげても尚余るのでついにかなりの数廃棄した。勿体なかったですが止むを得なかったです。
ゴーヤと言えば「チャンプル」ですが、味は柔らかくて苦みがなく美味しかったです。
インゲン、ピーマン、しし唐、オクラ
近くの苗屋でインゲン、ピーマン、しし唐、おくらの普通苗各2株ずつ購入2条で定植した。これらの野菜は苗から始めれば1~2か月で収穫できるので家庭菜園の小さなスペースで栽培するのに適しています。
筆者の場合いずれもいい出来でした。お勧めです。
(3)秋冬野菜
サツマイモ
今年は菜園仲間に勧められて「立体栽培」へ予定を急遽変更した。蔓はかなり伸びていたのですが支柱を建てて蔓を支柱に固定し上に伸びるようにした。
試堀りの結果、収穫時期は意外と早くてしかも比較的良い芋が採れた。特に大きな芋の割合が大きく1個1.5kgもする巨大芋もありました。大きな芋が採れるのは「立体栽培」の特徴だそうです。
大根、キャベツ、白菜
秋冬採り野菜としては大根、キャベツ、白菜は代表的な野菜です。既報の通り大根は〇、キャベツと白菜は✕でした。主因は食害防止が出来なかったことです。
玉ネギ
こちらも前に報告したように今秋は「直播栽培」の取り組んでいます。品種は早生種と中晩成種の2種。
早生種の播種時期が早かった為に発芽時期の気温が高く発芽後枯死する苗が発生した。
播種量を少し多めにしておいたので苗が移植可能な15~20cm程度の大きさなった時にマルチの欠株穴に移植した。
その後は早生種、中晩成種ともに順調に生育しています。11月27日には1回目の追肥をした。最近の状況は市の写真の通りです。
畝手前:早生種
畝右側:ニンニク、中晩成種、手前、早生種
早生種の拡大画面(12/7)
結球し始めている苗もある
間もなく「冬眠状態」になる直前の状況、左の10/8の写真と比べて下さい
スティックセニョール、サンチュ、小松菜
スティックセニョールは1株、サンチョは4株の苗を購入定植した。いずれも良く出来ました。種から始めた小松菜も良く出来ました。いずれも〇です。
大根、キャベツ、白菜
キャベツと白菜は株数を減らして定植したのですが、9月から10月前半までの暖かい期間の虫害が酷く収穫は不良でした。大根は2株が虫害で不良。残りは良好でした。
冬キャベツに挑戦
筆者なりの「冬キャベツ」の定義を収穫最期があ丁度冬になるキャベツのことです。従って秋に採れたキャベツを例えば畑の積雪の中で保存しておき冬に取り出すキャベツとは区別します。
比較的暖かい日が続いていたので生育が早いようだ
外葉も大きくなり芯の周りの葉も立ってきた
芯の葉は立ってきたが未だ内側には巻いていないようだ
冬期は2月下旬のジャガイモの定植まで家庭菜園も休園状態となります。春キャベツの定植は1月頃と思いますが、当菜園では栽培する人はいないようです。
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まとめ
今年新規に取り組んだ主な栽培方法は次の4項目です。結果が出次第報告します。
- ジャガイモのマルチ栽培 〇
- サツマイモの立体栽培 〇
- 玉ネギの直播き栽培 進行中
- 冬採りキャベツの栽培 進行中
最後までご覧いただき有難うございます。皆さまどうぞ良い年をお迎えください。