サツマイモはやはり病気か(2023/07/20)
はじめに
サツマイモはこの暑さの中でぐんぐんと成長を始めます。この時期に成長の波に乗り切れなかった株はどうなるでしょうか。
調子よく行っていたが
購入した苗が5株どうも調子が悪いようだ。第1畝、第2畝に分けて25本の苗を6/10に定植した。始めはどの株も順調に生育していたのですが、途中から第2畝の中央部の5株が生育が遅れだし、葉が黄変しだした。また蔓も縮小していくので明らかに何かの病気に罹ったと思った。
サツマイモの病気に詳しくないので、実を付ける前に上記に近い症状を呈する病気はないかwebsiteで調べてみた。それらしき病気として立枯病と基腐病とが挙がって来た。
(1)サツマイモの立枯病
立枯病と言うと範囲が広いので、サツマイモに限定して考えてみたい。茨城県の「サツマイモ-立枯病(Streptomyces ipomoeae)」の説明が筆者のサツマイモの症状によく似ています。筆者の場合はまだ初期の段階で実を付ける前の葉が伸びる段階の話です。葉の枯れ方、撤去した蔓の状態など似ています。
少しずつ萎縮、葉の黄化が進行していました。
取り出した苗にはまだ異常は見られないので、地中の細菌が原因のようです。
病気苗を撤去後穴を掘り土の入れ替えをした。土は前作は玉ネギで収穫後放置されていたもの。
隣の株は元気なので、病気の5株を撤去しまし、30cm程度の穴を掘り株の土を入れ替えた。。跡には自前苗(根付き)の予備を垂直植で植えておいた。この辺りは遊び心です。
この時期この程度生育は普通だと思います。
中央部から先の薄くなった部分は病気株を撤去した跡。畝の手前半分は第1畝と同じ生育度です。
自前苗を(7/6)定植した試験畝。炎天下で葉を傘条のしている。蔓を1m位迄伸ばしている株もたった。差し上げた仲間の同じ日に定植して同じように順調でした。
第1畝の前作は玉ネギ、この第2畝の前作は男爵ジャガイモでした。同じ条件ですが第1畝が生育は良いようです。
(2)サツマイモの基腐病
サツマイモの基腐病とはyahooによれば、糸状菌(カビの一種)が原因で、主にかんしょ(ヒルガオ科)に感染する病害です。 感染するとかんしょの地際部の茎が黒変し、病徴が進むと葉や茎が枯死し、その後、塊根(芋)が腐敗します。2022/03/10とあります。より詳しくはこちらをご覧ください。
これは厄介な病気の一つで、2018年頃から沖縄、南九州辺りから流行し始めかなり早いスピードで北上して、今では北海道を含め全国で被害が確認されていると言います。圃場全体が全滅することもあるそうです。
自前苗の活躍
前に報告したように、スーパーで購入した2個のサツマイモ(ベニアズマ)から採れた苗は、この病気5株の斜め横に植えておいた株も元気です。
2個の購入ベニアズマから採れた苗。苗の段階ではどうやら追いついたようだ。
提供したバニアズマの苗は元気に生育中。
筆者の試験畝に7/6の同じ日定植した。成長の時期に間に合うだろうかと心配したのはうそのようです。
早く植えたから大きい芋や野菜が採れるとは限らないのが、家庭菜園の面白いところです。サツマイモの立体栽培に取り組んでいる人は一人です。
Twitterでは下記のアカウントで掲載しています。どうぞ一度ご利用になって下さい。
関連記事
(5)サツマイモは立体化へ(2) 2022/09/21
(4)どんな芋が出来るかだな 2023/07/08
(3)追いついてきたぞー間に合うかなー 2023/06/24
(2)サツマイモは3日で発芽 他の野菜はぼつぼつ 2023/06/17
(1)夏野菜を始める(3)トマトは良さそう 2023/06/11
まとめ
- サツマイモにもいろいろな病気があるのですね。実が腐る病気もあり最後までやってみないと、どんなサツマイモが出来たのか判らないですね。筆者は毎年サツマイモを作っていますが、病気に罹ったのは初めてです。
- 美味い焼き芋まで辿りつけるか。
最後までご覧いただき有難うございます。