一寸そら豆の栽培(4)(2021/12/26)
目次
そら豆の防寒対策
この冬一番の寒波が12月26日早朝から29日にかけてやってくるとの予報があります。当地方でも27日の未明の最低気温が氷点下2℃~3℃が予想されています。畑の気温はこれよりも更に1~2℃下がるようです。当地にとっても第1級の寒波になります。そら豆は果たして大丈夫だろうか心配になります。
現在のそら豆は
これまでに2回位最低気温が氷点下1~2℃になったことはありましたが、マルチのみで何とか無事に生育しています。草丈は約15~18cm位です(写真下)。越冬するには苗の大きさが大きからず小さからずで、この程度の大きさが適当な大きさと言われています。
越冬時のそら豆の大きさは
そら豆は主茎の葉5枚までの小さいうちは耐寒性があり、-5℃でも耐えるが、それ以上大きくなってしまうと低温で枯れる可能性が高くなると言われています。従って苗の大きさを考慮して播種時期を決める必要が有ります。
防寒対策
年内は前述のように26日~28日が寒波のピークとなりますが、その後も寒波が予想されるので不織布シートと防虫ネットでトンネル掛けにすることにした。
トンネル無しでも越冬出来そうだが念のために
不織布シートとPP製防虫ネットを掛けた
苗の生育状況は順調
コメントは上と同じ
苗の生育状況は順調
越冬させる条件
露地栽培のそら豆越冬出来る最低条件としては;ー
(1)最低気温が-5℃以下にならないこと
(2)苗の本葉が5枚程度以下
(3)草丈が15~20cm程度
(4)防寒対策(不織布などのトンネル掛け)
まだあるかも知れません。(4)は(1)(2)(3)が満たされれば必要ないかも知れません。従っては遡って播種時期が大まかに絞られてきます。
筆者の場合は播種時期は10月29日の露地直播で、保温トンネル掛け(12月24日)時の草丈は約15~18cmでした。果たしてこれで冬を乗り切れるでしょうか。
当菜園では
菜園仲間の防寒対策は今日(12月26日)現在;ー
(1)マルチのみ 1名
(2)マルチ+行燈 1名
(3)マルチなし保温藁 1名
(4)マルチ+不織布トンネル(筆者) 1名
(5)マルチ+保温藁+不織布トンネル 1名
と各人各様に分かれました。測らずも比較検討が出来ることになりました。さて今後どのようになるか見ていきたいと思います。
最適苗の大きさは
どうして上記のような条件が必要なのか理屈が判るような気もしますが、筆者にはまだよく十分に理解出来ていません。最適な栽培温度は15~20℃で耐熱性はあまりないと言われています。
幼苗期は耐寒性がありー5℃にも耐えるが春先に伸長を始めると霜害を受けやすくなると言われています。面白い性質ですね。播種の時期や気候の変動による影響を受けることになります。
その他
サヤエンドウの状況はどうでしょうか。筆者は今年は栽培していませんが、仲間の防寒対策はこれも各人各様となっています。(1)マルチ無シート無1名、(2)マルチ有不織布シート掛け1名、(3)マルチ無蔓用垂直ネット1名、(4)マルチ有竹笹有1名です。
このうち(2)は株が既に枯れかけています。(3)は20cm以上に伸びた株の葉が少し黄色になっています。(1)と(4)は全く問題ないです。興味深い結果が出ています。
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まとめ
- 当地では第一級の寒波が週明けにやってきます。畑の未明の最低気度は恐らくー3~-5℃位にはなるのでは予想されます。最初の試練です。今後とも見守っていきたいと思います。
最後までご覧いただき有難うございます。