今年のジャガイモ栽培(1)(2022/02/21)
ジャガイモの定植
ジャガイモの定植は例年2月下旬に行っています。定植の前に準備として必要な肥料を施し畑を良く耕しておくことと種芋の準備を催芽などしておくことです。天気が回復したので本日2月21日に定植しました。
土作り
筆者の場合、前作は里芋。里芋の収穫後スコップで深掘りして約1ヶ月天日に晒しておいた。耕運機で均した後発酵牛糞堆肥を施し耕運機を掛け再び3週間ほど馴染ませた。更に定植の約1週間に少量の牛糞堆肥、有機野菜の土、化成肥料、苦土石灰をを施した。
ジャガイモは弱酸性(ph=6.0前後)を好むので石灰分はやや控えめにした。畑には計量器がないので例年およその感じで散布しています。今年はマルチ畝にするので除草と追肥作業がないので畝の中央の浅い溝を作り追肥用のぼかし肥料を少量予め撒き良く混ぜ込んだ。
種芋の準備
今年は男爵のみを予定していたが、急遽家族の要望もありメークインも作ることにした。およそ男爵1kg、メークイン1kgを2畝に植えるので少し密集栽培になります。
男爵切った写真
(2)一部切り口にカビが発生している
(3)腐ってなければカビは問題ないようだ
メークイン切った写真
軒先で浴光催芽を約10日間行いほど良く芽が出たところで60gr前後に切り分け、さらに切り口をカラカラになるまで陰干しした。今年は切り口の木灰処理は行わないことにした。この作業は最近はあまり行われないようです。
畝作り
今年は初めて「1畝マルチ2条植え」を試してみることにしました。マルチを敷くと除草、土寄せの必要がなく作業が楽で生育が早く収穫量も多いとネットで多く報告されています。最近はこの方法を採用する人が増えているようです。
当菜園に常備されている幅95cmの黒マルチを使って幅75cm「千鳥2条株間30cm」の畝を2畝準備した。丁度タキイネット通販のサイトがぴったりだったので参考にさせて頂いた。
定植
種芋は切り口を上向きにして種芋の間隔を30cm、深さは5cm種芋が隠れるように土をかける。種芋の上に土を薄く被せて黒マルチを畝全体に被せる。マルチが剥がれないように周りに土を被せて固める。
- Point1;種芋は芽の配分、約60grになるように切り分ける
Point2;種芋の切り口は上に向ける
Point3;株間、条間ともに約30cmあける、千鳥配置
Point4;種芋は畝に深さ約5cmに置き土をかける
Point5;種芋を植え付け後、黒色マルチを畝の上に被せる
Point6;マルチの周囲を土で埋めイモに光が当たらないようにする
植え付けの様子
(1)男爵
(2)種芋は切断後5日間乾燥
(3)一部黒く変色したものあり
(4)仮置きで株間、条間の確認
(2)メークイン
(2)切り口は乾燥
(3)一部変色したものあり
種芋の切り口を上にするか下にするか、深さ、マルチについてはいろいろな提案があります。これが正解ということはなく要は畑の気温、水はけなど栽培条件をみて決めたら良いと思います。こちら⇒ youyube「切り口は上向き下向き?」を参照して下さい。
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まとめ
- 初めての「1畝マルチ2条植え」に挑戦することにしました。果たして上手くいくか心配なところがあります。1条植えはWeb上でも実績が多いようですが、2条の密集栽培がどうなるかです。
- 今年から種芋の切断面の木灰処理はしないことにした。今後の発芽から収穫まで適宜報告したいと思います。
最後までご覧いただき有難うございます。