夏野菜の手入れは(2022/06/05)
目次
夏野菜の手入れは
当地ではまだ梅雨には入っていませんが、もうそろそろ雨の季節が始まりますね。毎日降り続くわけではないですが、それでも雨が多く畑は湿ってきます。それにつれて雨季特有の湿気を好むカビや細菌などが原因の病気が発生します。今のところ筆者の畑では病気は発生していないです。
ゴーヤは4本仕立て
ゴーヤはいつもフェンス側に植えるのですが、今年はそら豆に予定地をとられてかなり窮屈な場所へ植えざる得なかった。
それでも元気に蔓を伸ばしてきてくれたのは有難いです。かなり茂ってきたので親蔓の摘心と元気な子蔓を4本残して残りの小さな蔓は除去した。
例年いわゆる4本仕立てにしています。また孫蔓やひ孫蔓の一部は背切除した。株元付近の下葉を除去してきれいにし風通しを良くした。
キュウリ
4月19日に定植したキュウリはそら豆の横の条件の悪い場所でしたので若干生育に遅れがみられるようです。そら豆を撤去した後はゆったりとした感じになりこれから本格的に大きくなると思います。
キュウリは栽培期間が短いので播種を遅らせて先のキュウリが収穫を終えたころ後発のキュウリの収穫が出来るようにした。後発キュウリが発芽したところです。
ナス
下葉が枯れて少し心配していましたが、今日までのところ大きな問題はなさそうです。すでに3個のナスを収穫しています。3本仕立てとして芽欠き下葉などは除去しています。6月5日、定植後47日目にナスとトマト畝の肩のところに化成肥料8-8-8を少量追肥した。1回目の追肥となります。
その後しばらく経過を見ているのですが、あまり調子が良くないです。苗木に勢いがなく背丈も伸びません。肥料の投入が良くないのか水のやり方がまずいのか良く判りません。
トマト
こちらは1本仕立てで実もつけて順調のようです。一番大きなわき芽を4本挿し木苗としてキュウリの横に植えて上手く活着したのですが、先日の強い風で3本が折れてしまった。慌てて支柱を建てたのですがうち1本は枯れてしまった。
残り3本は何とかなるかもしれないといったところです。花や小さな実を付けていました。活着までが大変ですが、挿し木苗でもトマトは出来ると思いました。
その他夏野菜
1畝を用意してオクラ、インゲン、シシトウ、ピーマンの苗を各2株づつ植えた。
オクラはまだ小さいです。1ポットにある2~3本の苗を活着した時点で各1本に分けて移植したので活着し直す分成長が遅れた。両方とも枯れてしまう恐れがあるので、マニュアルにはこのような操作はしてはいけないとありました。
インゲンはまだ花が咲いていません。
シシトウは茎を伸ばしていくつか実を付けてきたので今日3本仕立てで支柱を建てた。3本側枝から下の小枝や葉はすべて取り除いた。このあたりのやり方はナスと同じような方法です。
ピーマンは5月26日に定植した。時期が少し遅かったのでまだ苗が小さいです。
雨季に発生しやすい病気
雨季に発生しやすい主な病気は;-
(1)うどん粉病
キュウリ、カボチャなどのウリ科に多いカビが原因の病気。葉の表面に白い粉が付いたような症状。放置すると黄変して枯れる。散布用薬剤としては多くの薬剤が紹介されています。栽培条件に合う薬剤を使用しましょう。
(2)べと病
カビが原因の病気。葉脈に沿って褐色状の斑点が出来る。キュウリ。カボチャ、ネギなどに出やすい。胞子を飛ばして拡散する。散布用薬剤はこちら。
(3)疫病
トマト、ジャガイモなどのナス科、キュウリ、カボチャなどのウリ科、イチゴなどで発生しやすい。茎や葉、果実部分に黒っぽく油状の病斑を生成。最後は株ごと枯れる。散布薬剤の1例はこちら。
twitterとの連携
前アカウントでは連携が不調なので下の新アカウントで接続することにしています。
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まとめ
- 夏野菜の出来は雨季で決まるといわれるくらいです。高温多湿のためにうどん粉病、べと病、青枯れ病などの病気が発生しやすくなります。早めに対策をとる必要があります。
- 良い野菜作りの基本は土作りにあります。筆者なるべく薬剤は使わないようにしています。
最後までご覧いただき有難うございました。