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春野菜の収穫終わる(2022/06/02)

2023/01/27
 
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春野菜の収穫結果は

 

ジャガイモの収穫をもってこれまで栽培してきた春野菜の収穫を終えたので一度全体を振り返ってみたいと思います。

 

玉ネギ

 

玉ネギは前にも書きましたように小さい球は0.1kg,大きい球は1.0kgというように玉の大きさにばらつきがありました。この原因は定植時の水やりに問題があったのではないかと考えています。

 

ネギ類は乾燥に強いので、一度活着すればそれほど給水の必要はないのではないかと思います。ほかの野菜のついでに過剰な給水をしたために苗を枯らしたり生育を悪くしたことがありました。収穫した玉ネギの総量は20.5kgでした。

 

ニンニク

 

全収穫量は前回報告分1.8kgに隣畝の分0.3kgを足した2.1kgでした。種球はホームセンターで購入した国産バラ球と食品スーパーで市販のスペイン産品をを使用した。種球の概数のため1個当たりの収率を出しにくい状況です。

 

葉物野菜

 

葉物野菜用の1畝をキャベツ、白菜、レタス用に準備した。コンパニオン・プランツのレタスを間に挟む配置で2条で株間キャベツ+レタス+白菜+レタス+白菜の順に定植した。レタスの効果か食害見られなかった。キャベツ、白菜、レタスの栽培状況についてはこちらをご参照ください。

 

キャベツ

 

苗2株定植。サツマイモ用地を確保するために少し早めに採った。食害もなく少し小ぶりの各0.9kgあった。1個は菜園仲間に差し上げた。

 

白菜

 

苗4株定植。サツマイモ用地確保のために早めに収穫した。重量は1個1.6~1.9kgあった。1個は菜園仲間に差し上げた。

 

そら豆

 

これまでに何回か書きましたように、収穫したそら豆の消費が大変でした。1つの種袋に16粒の種子が入っていた。これを直播したら100%発芽した。フェンス側に8株、通路側に8株定植した。

 

発芽した段階で半分程度に間引きすべきでしたが、何しろ初めての栽培なのですべてが上手くいくとは思わなかったのが正直なところです。

そろって発芽したそら豆(11/8)

整枝・追肥・土寄せ後の第1畝(3/25)

そら豆の最終収穫(5/23)

一寸そら豆の栽培(1)~(7)
ご参照ください

 

1株から6~8本の茎を伸ばしこの茎に少なくとも10個以上のそら豆の実がつくことになります。菜園仲間には3回ほど差し上げた。そら豆の収穫総重量は約鞘付きで16.8 kg、中の実は約4.2kgでした(剥いた時のwet baseで)。また種1粒から4.2kg/16粒=0.26kgの実が収穫できたことになります。

 

途中アブラムシが大量に付着して駆除が大変でした。出来が良いのか悪いのか良く判りません。とにかく消費するのに苦労しました。

 

中カブ

 

中カブ(4/30)

目標とする中カブ(5/29)
直径:10cm、重量:1kg

 

収穫した中カブは筆者独断の分類で;-

 

表ー1  今季収穫した中カブ

 

サイズ S M L 2L
球径(cm) 3~5 5~7 7~10 10~
収穫個数 10 23 7 0

収穫個数合計=40個

 

結局目標とした直径10cm、重量1.0kg弱クラスの中カブはわずかに1個収穫できたことになります。10cm以上はゼロでした。これは球根の肥大時期に青虫とウドンコ粉病に葉が浸食されたことが原因ではないかと考えています。どうも春より秋の方が栽培し易いようです。

 

これまでに上の写真にように1平方メートル程度の狭い面積に、春、秋、春と3シーズンに亘りアブラナ科のカブ⇨大根⇨カブと栽培を続けてきましたが、これまでのところ連作障害は見られなかったです。

 

ジャガイモ

 

今年は面積当たりの収穫量を多くするために従来とは方法を変えてみた。種芋は男爵とメークインの2品種とし定植方法を畝幅60cm、種芋の配置を2条、条間、株間ともに30cmとして種芋を植え付けた後マルチを被せる方法とした。種芋の切断面に木灰の塗布処理もしなかった。詳しくはこちらをご参照ください。

 

男爵芋の試し掘り

 

葉が黄変して茎も倒れてきたので5月29日、定植後97日目に4株ほど試しに掘ってみた。

男爵(左)とメークイン(右)(5/29)

試し掘りした男爵1株(5/29)
個数少なく大きなジャガイモが採れる気配

試し掘りした男爵4株(5/29)
4株で2.5kg

 

試し堀の結果は芋のサイズのバラツキが大きかったと思います。1株当たりの収穫量が少ない感じです。葉や茎の枯れ具合をみるとこれ以上は収穫量が増えないと思うので男爵は近日中に収穫しようと思います。

 

男爵

 

定植後100日となったので全部を掘り出した。試し堀りと同様に個数少なめで大きな芋が採れた。大きな芋で長径が10~11cm,重量300gでした。収穫量は試し堀り分の2.5kgを含め14.9kgでした。残念ながら昨年の収穫量には及びませんでした。

男爵の堀り出し(6/1)

男爵芋(6/1)
12.4kg

◎  2022年
マルチ有り2条
種芋;1kg 、収穫量;14.9kg
種芋kg当り;14.9kg
◎  2021年
マルチなし1条
種芋;1.5kg、収穫量;29.4kg
種芋1kg当たり;19.6kg

メークイン

 

メークインは今年初めて栽培したのでメークイン同士の比較は出来ないですが、男爵と比べればメークインの方が種芋1kg当たりの収穫量は多いことが判った。意外でした。

掘り上げたメークイン(6/2)

収穫したメークイン(6/2)
全収穫量=16.6kg

◎  メークイン
種芋;1kg, 収穫量;16.6kg、
種芋1kg 当たり;16.6kg
男爵の14.9kgよりかなり良い
理由;良く判らない

マルチ2条植えは面積当たりの収穫量は増えるが2倍になるかどうかはもう少し検証が必要な気がします。

 

マルチ2条植えについて

 

今年の試みの結果いえることは;-

(1)1株当たりの芋の個数が少なめで大きな芋が多い傾向があるようです
(2)1株当たりの収量が1条植えに比べ少ない
(3)単位面積当たりの収穫量は増加するので狭い家庭菜園向きですが、収穫量が1条植えの場合に比べて2倍になるかはもう少し検証の必要がありそうです
(4)定植後の作業は間引き程度で除草・土寄せの必要なく楽です

といったところでしょうか。

 

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まとめ

 

  • そら豆は発芽後の間引きをしなかったために大量に出来過ぎた。間引きは大切です。

 

  • 中カブは連作障害は今のところ見られない。青虫とウドンコ粉病に葉が浸食され目標とした大きさのカブは1個しか採れなかった。

 

  • キャベツ、白菜はレタスの効果もあり普通の出来となった。

 

  • ジャガイモは初めてマルチ2条植えを試してみた。男爵は大きさにばバラツキがあり種芋1kg当たりの収量も1条植えに比べて少なかった。メークインは男爵よりも良かった。

 

  • 単位面積当たりの収穫量は2条植えの方が多くなり家庭菜園向きですが、1条植えの2倍になるかはもう少し検証が必要と思います。

 

最後までご覧いただき有難うございます。

 



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