今年の越冬率は(2022/03/14)
豆類の越冬状況は
当菜園で栽培されている豆類と言ってもそら豆とエンドウ豆ですが、これらの豆の越冬結果が出てきたので纏めてみました。結論的には当地方ではそら豆は栽培の方法を問わずほぼ100%越冬出来ました。エンドウ豆は栽培方法特に防寒対策で越冬率が10%前後から100%まで大きく分かれることとなりました。
今年の冬は
今年の冬は当地では昨年より体感的にはかなり寒く感じました。菜園仲間も「今年は寒いね」が挨拶でした。気象庁の統計では関東地方では約60%の人が今年の冬は寒いと感じたのだそうです。また冬の平均気温は平年と比べて1月がー0.6℃、2月がー1.0℃低かったのだそうです。
畑の気温は
畑の気温は未明が一番冷え込むわけですが、記録計を置いてないので判りません。恐らく近くの観測点でー3~-4℃の日が何日かありましたので、畑では恐らくー5℃前後の日が何日かあったと推測されます。
そら豆は
これまでに何回か報告しましたが、栽培方法としては(1)マルチのみ、(2)マルチ+行燈、(3)マルチ+不織布トンネル、(4)マルチなし+不織布トンネルに分類できます。
全株生育中、途中葉が枯れた株があったが問題なし
全株生育中、葉が枯れる株があったが問題なし
筆者の第2畝、不織布3層トンネルで問題なし
マルチなし、露地に定植時から腐食布1層のトンネル掛け
これで低温に耐えた
例年4月頃まで装着して大きくして良い豆を収穫している
エンドウ豆は
日本で昔から伝わる栽培法、竹笹の効果は素晴らしい、ただ保温効果を発揮する理屈が判らない、越冬率=100%
13株中6株が生育中、2~3株はかなり枯れていたが回復してきた、越冬率=46%
初めは不織布ベタ掛けだったが全株枯死しかけた、以後トンネルに変えた結果5株が回復した、越冬率=50%
途中まで霜焼けもせず頑張っていたが結局10株中1株が回復した、9株は回復困難か、越冬率=10%
4株中3株が凍死、1株が生育中、越冬率=25%
3/13現在不織布は装着のまま、生育中に見える、越冬率=100%?
これから収穫までは少し時間があります。これからは摘芯、追肥、土寄せなどの作業が必要となります。もうひと頑張りです。そら豆の場合アブラムシ防除が大変そうです。
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まとめ
当地(関東地方)の気象条件では;ー
- そら豆は寒さには強い、当地の冬の気温ではマルチを敷けば越冬出来そうだ。
- エンドウ豆はー4~ー5℃辺りが生育の限界温度のようです。従って何らかの防寒対策が必要となります。マルチを敷き不織布トンネル掛けで越冬出来そうです。
最期までご覧いただき有難うございます。